日本発祥で今や世界的トレンドの「絵文字」が、ジェンダーレス化、多様性が進んでいる。
近々追加される最新版絵文字には “男版”人魚のマーメン(mermen)ほか、“男版” 妖精(fairy)らが加わることが分かった。
人魚は英語でマーメイド(mermaid)で、女性のみを指す言葉であるため、男性版の人魚(mermen)が加わることで、男女平等や多様性を重視した絵文字になるという。
絵文字の国際基準を定めている非営利団体「ユニコードコンソーシアム」によると、6月にリリースされる最新版5.0には、マーメンほか、妖精や魔法使い、吸血鬼、ゾンビといった架空の生物も、それぞれ男女の両方が加わるそうだ。
同団体に従い、グーグルやアップル、ツイッター、フェイスブックなどといった各社プラットフォームでは、それぞれ独自の絵文字表現を行う。
この絵文字の多様性は、アップルを例にすると、これまで男女カップルのみだった絵文字に、初めて同性カップルを追加。続けて、これまでの男女家族に加え、同性カップル+子供のモダンファミリーを追加してきた。
同じように、これまで男性版しかなかった絵文字(警察官、裁判官、医者、サーファー等)を、すべてにおいて男性版・女性版の両方を導入している。
この流れが最新版では、架空生物にまで範囲が及んだのは面白い。来月リリース予定の最新版が楽しみだ。