10月27日、ロシア下院は、同性愛などを指す「非伝統的な性関係」に関する情報の流布を大幅に制限する法律の改正案を、全会一致で可決した。
これは事実上の「反LGBT法案」とされている。
ロシアといえば、2016年に未成年者に対して同性愛などの「宣伝」を禁止する法律を可決しており、世界からバッシングを受けていた。
今回可決された法案はさらに強力なもので、LGBTに関する報道から、映画などエンタメコンテンツに至るまで、ほぼ全面的に禁止される可能性がある。
法案によれば、テレビやラジオなど無料の場合は全面的に禁止。
有料の場合でも、対象者の年齢確認が義務づけられる。
違反を犯せば、罰金は個人で最高40万ルーブル(約95万円)、法人の場合は500万ルーブル。そのうえ、さらに厳しい罰則となる可能性もある。