歌手のマドンナが、LGBTQへの長年にわたる貢献に対して「GLAADメディア賞」の最上級の賞となる「Advocate for Change Award」を受賞。
これは過去30年間の同アワードの中でたった1人しか受賞していない非常に名誉のある賞だ。
5月4日に米ニューヨークで開催された「GLAADメディアアワード」。
LGBTQ支援に貢献した人物や作品を表彰する世界的なアワードで、今年は30周年のアニバーサリーイヤー。
マドンナは、これまで1人しか受賞したことない名誉賞「Advocate for Change Award」を受賞。これには30年以上もの間、マドンナが行なった数々のLGBTQコミュニティへの貢献を称えたものだ。
マドンナといえば、LGBTQの権利、女性権利を強く訴えてきたアーティスト。
1980年代にゲイたちを襲ったエイズ危機から今日に至るまで、ゲイたちをサポートしエンパワーメントし続けてきた。
受賞スピーチでマドンナは、「社会的に無視されたすべての人々のために戦うことは、自分が背を向けることができない責務であり名誉だった。これからも決して背を向けることはない」と語った。
さらに、初めてダンスを習った先生がゲイだったことに触れ、「自分は一人じゃない、ほかの人たちと同じじゃなくても、違っていてもいいんだという気持ちにようやくなれた。やはり自分は変人じゃなかったんだという気持ちになれた」と、彼を含め無数の友人たちに刺激を受けたからこそ今の自分あると、感謝の意を語った。
以下、受賞スピーチ動画。
マドンナは、6月30日にニューヨークで開催される「NYCプライド」のアンバサダーに就任している。
そして今年は、LGBTプライドパレードの起源となる「ストーンウォールの反乱(1969年)」から50周年となるアニバーサリーイヤーということもあり、マドンナはストーンウォールのオマージュ楽曲『I Rise』を発表。
こちらは、6月14日発売の最新アルバム『マダムX』に収録予定とのことだ。
『I Rise』の音源ビデオは以下。