女優の東ちづるが、国会で開かれた自身の映画『私はワタシ』のお披露目会に登場。
先日カミングアウトした勝間和代氏を「いい流れだと思っています。あれを非難はできないでしょう!」と笑顔でコメントした。
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5月31日に開催された同イベントは、『国会でLGBT映画を見よう』という国会議員の有志による企画。
第一回目はハーヴェイミルクのドキュメンタリーが上映されており、今回は東氏プロデュースによる初映像作品『私はワタシ』の上映会+トークショーとなった。
映画『私はワタシ』は、メインとして登場する長谷川博史氏(ゲイ雑誌『Badi』『G-men』の創刊者)の朗読からスタートし、レスリー・キー、はるな愛、ピーター、田亀源五郎といった著名人から一般人まで、総勢50人のLGBT当事者のインタビューをつづったドキュメンタリー映画。当事者たちは赤裸々に自身のセクシャリティや社会への課題について語り、等身大かつ胸を打つメッセージばかりだ。
上映後に東氏は「当事者だけでなく、学校の先生、保護者の方にも見てもらいたい。いま学校の授業で使える教材として40分verの制作も進めています」
アライとしてLGBTフレンドリーを掲げる東氏は、15年前にオランダで同性カップルの結婚式に参加したことがキッカケという。
「最終的にLGBTという言葉がなくなることが理想ですね。”まぜこぜの社会”を目指しています」と話す。
東氏と共に同イベントを仕切った社民党の福島みずほ氏は、「LGBTが身近にいるよってことを知ってもらうことが大事。今回のような議員会館で上映会を行うことに意味がある」「自治体や企業の間では(LGBTへの施策が)広まってきていますが、永田町では相当遅れている」と話す。これに対し東氏は「我々からすると与党が野党がはどっちでもよくて、早く同性婚なり差別禁止なりの政策を前に進めてほしいですよね」と突っ込む場面もあった。
ドキュメンタリー映画『私はワタシ』は学校教材用として制作するべく、現在クラウドファンディングを実施している。