最近は「名探偵ピカチュウ」など、話題の映画が盛りだくさんだけど、ゲイテーマの映画&ドラマも粒そろいだ。
そこで今回は、いまホットなゲイテーマの映画&ドラマをまとめて紹介。
4月より公開され多方面で話題を呼んでいるのが、ゲイ矯正治療の実話を描いた『ある少年の告白』
現在、アメリカでは年間77,000人もの同性愛者が矯正治療やセラピーに通わされており、治療を違法とした州もあれば、現在も公然と行われてる州もあり、大きな社会問題となっている。
本作は、その実態を描いた衝撃作。
主演に若手実力派俳優ルーカス・ヘッジズ、脇を固めるのはハリウッドの大御所ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウ、またオープンリーゲイのトロイ・シヴァン、グザヴィエ・ドランなど豪華キャストも見所。
全国劇場公開中だが、上映終了した映画館も多いため、詳しくは公式サイトにてチェックしてみて。
みんなが大好きなフィギュアスケートだが、現在の美しいバレエ要素をはじめて取り入れたのは、ジョン・カリーという伝説のスケーターなのだ。
ジョン・カリーは70年代に活躍し、オリンピック金メダルを獲得。
当時マイナーだったフィギュアをメジャースポーツへと引き上げ、そしてスポーツから芸術の域にまで昇華させた偉大な人物なのだ。
映画では、カリーの優雅な演技をたっぷり紹介しつつ、ゲイのアスリートとして受けたゲイ差別や偏見、そしてエイズで死去するまでの流れをつづった貴重なドキュメンタリー。
フィギュア好きはぜひとも押さえて欲しい一本だ。
オープンリーゲイの世界的デザイナー、ジャンニ・ヴェルサーチ殺害事件を描いた米TVドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』が、Netflixほか各種動画サービスで好評配信中。
ファッション界最大のスキャンダラスな殺人事件として知られる、ジャンニ・ヴェルサーチの殺害事件の犯人、アンドリュー・クナナンに焦点を当てたドラマ。
クナナンを演じるのは『glee/グリー』出演で知られるダレン・クリスで、監督も『glee/グリー』のプロデューサーであるライアン・マーフィーが手がけている。
手に汗握る極上のクライムサスペンスは、病みつきになること間違いなし!
80年代ニューヨークを舞台に、きらびやかな“ボール・カルチャー”を描くドラマ『POSE(ポーズ)』が、現在FOXチャンネルほか、Hulu、U-NEXTらで好評配信中。
本作は80年代ニューヨークのハーレム地区を舞台に、社会的に抑圧されたLGBTQが夜な夜なファッションとダンスを競う「ボール・カルチャー」に焦点を当てたドラマ。
そこから生まれたのが「ヴォーギングダンス」で、各々がゴージャスな衣装に身を包みヴォーギングをする様子は、当時アングラで一大ムーブメントとなった。
このヴォーギングが与えた影響は大きく、あのマドンナも足繁くクラブに通い、ヴォーギングを取り入れた大ヒット曲「VOGUE」を発表。
さらに現在では、人気番組『ル・ポールのドラァグレース』のル・ポールも、このボール・カルチャーを参考にしてドラァグレースを作ったと話しているほど。
現代のLGBTQカルチャーを語る上で欠かせない歴史を、エンタメ感たっぷりに描くドラマをお見逃しなく!