テイラー・スウィフトが、6月のLGBTプライド月間を祝うべく新曲『You Need To Calm Down』をリリース。
合わせて公開されたミュージックビデオ(MV)には、米ゲイ業界の有名人を一同に集めた贅沢すぎる内容に!
新曲ビデオは、ゲイのスーパーエンターテイナーのトドリック・ホールがプロデュースしており、エンタメ性抜群の仕上がりに。
関連記事|ゲイ業界のスター集結!ゲイ版『美女と野獣』が最高に面白い
MVには、LGBTのセレブリティ20名以上が登場!
ざっと紹介するだけでも、Netflixの人気番組『クィア・アイ』のファブ5、ル・ポールをはじめとするドラァグレースの著名クイーンたち。
そのほか、トランス女優のラヴァーン・コックス、レズビアンの歌手ヘイリー・キヨコ、ゲイの俳優ビリー・ポーター、レズビアンの著名司会者エレン・デジェネレス、ゲイのフィギュアスケート選手アダム・リッポン、そして最後にはケイティ・ペリーまで…!!
史上最大の豪華キャストかつ、ゲイ的ネタたっぷりの”キャンプ”なMVをご覧あれ。
新曲『You Need To Calm Down』は、LGBTサポートを掲げるテイラーの思いが詰まった一曲。
注目すべきはその歌詞だ。
曲名の『You Need To Calm Down』は「ちょっと落ち着きなよ」という意味。
これは、ホモフォビア(ゲイ嫌悪)たちに向けた楽曲。
この歌詞がまた最高すぎてヤバイ。こんな感じだ。
「知り合いでもないのにとやかく言って、あんたは保護者気取り?こちとら気にも留めてないわ」「ストリートで言うならお見事だけど、でもツイートでつぶやくだけなんて責任逃れよ。だから言ってやるわ。あんた頭大丈夫?」
「もう学習したわ、他人の意見にストレスためてこだわるなんてつまんないってこと。こっちは何やったって傷付かないんだし」
「ちょっと落ち着きなよ?やかまし過ぎるわ」「ガウンの裾を踏んで、ケンカを売るのは止めなよ」
これはネット上にあふれるLGBTへの差別的な発言(ヘイト)に対する、テイラーなりの反撃だ。
カントリーミュージック出身のお上品なイメージだったテイラーが、ホモフォビアたちへ痛快な毒舌を浴びせている!
また、MVにはホモフォビアたちがプラカードを持って「ゲイは病気だ!」と訴えているが、テイラー含め登場するLGBTらはそれらを尻目に鼻で笑う。
「道には日が差しているパレード日和。それにも関わらずあんたたちは暗黒時代にいたいの? その(ヘイトの)プラカード作るのだって一晩中かかったんでしょ?」
「ヘイトを撒き散らすのは辞めたら?そんなことしたってゲイが治るわけないんだし」
控えめに言って最高過ぎるでしょ…。
ツアー収入が歴代世界1位を誇るトップシンガーが、こうまでLGBT差別にNOを突きつけるのはすごい。
この新曲に、ネット上ではテイラー賞賛の嵐が巻き起こっている。