女子サッカー日本代表で、なでしこジャパンで活躍した横山久美選手が、トランスジェンダー男性であることをカミングアウトした。
横山久美選手は、女子サッカー日本代表として活躍し、現在はアメリカの「ワシントン・スピリット」にて活動している。
YouTubeにてカミングアウトした横山選手は、「日本にいた時には隠していた」と語りはじめる。
「日本だったら『彼氏いるの?』って聞かれるのに、アメリカ、ドイツでは『彼氏、彼女、どっちいるの?』って聞かれる。それが普通っていうか、こっちの人たちは『自分は違うけど、あなたはどっち?』みたいな」
など、海外で生活する中で、LGBTQの扱いの違いに大きく驚いたという。
子供の時から、スカートなど女性的な服装に違和感を感じていた横山さんは、「今後は男性として生きていきたい」と語る。
カミングアウトした理由については、「公開した方が、今後の自分的にも生きやすいかなって思いました」と語り、「最近は日本でもLGBTQっていう言葉が普及してきて色々取り上げられていますけど、自分みたいな立場の人たちが声を大にして言わないと、まだまだ発展していかないかなと思って」とも話した。
カミングアウトには現在のパートナーや、トランスジェンダーの友達がサポートをしてくれたという。
所属する「ワシントン・スピリット」は、Twitterにて「私たちは久美をサポートし、誇りに思っています。ありのままの自分を受け入れていいということを世界に示してくれてありがとう!」とツイートし祝福した。
We support and are so proud of you Kumi💙🏳️⚧️Thank you for showing the world it's ok to embrace who you are! https://t.co/Gi7btIAT7l
— Washington Spirit (@WashSpirit) June 19, 2021
さらには、バイデン大統領も祝福ツイート!
To Carl Nassib and Kumi Yokoyama – two prominent, inspiring athletes who came out this week: I’m so proud of your courage. Because of you, countless kids around the world are seeing themselves in a new light today.
— President Biden (@POTUS) June 23, 2021
国民的スポーツ選手のカミングアウトは、クローゼットで悩めるスポーツ選手、そしてトランスジェンダーの人々に大きな勇気を与えてくれることだろう。
以下、カミングアウト動画をチェックしてみて!