「カミングアウト」というと、当事者にとっては一世一代の大ごとに感じている人が多いかもしれない。
しかしながら、「ちなみに…自分はゲイ」くらいの気軽なカミングアウトがあってもいいのでは?と、問いかける手法は意外に少ない。
そこで、高校生団体が、もっと気軽なカミングアウト手段を広めたいとして、電車内の広告を準備中。
現在クラウドファンディングを使い広告の資金を集めている。
高校生団体「Terapho(テラフォ)」は、代表たかなさんを中心とした、LGBTQIA+当事者を含む3人の役員で構成された団体。
団体では、「『ちなみに…』で始まるカミングアウト」の広告を実施しようと準備中。
クラファンでは80万円を目標にしており、集まった資金は電車広告やウェブサイトで公開するキャンペーンに使用するそうだ。
多くの人はLGBTQを「なんか違う世界の人たち」と、腫れ物に触るようなイメージでとらえがちだが、今回のキャンペーンではより身近でリアルなLGBTQを可視化することを目的にしている。
代表者は以下のように語っている。
「”自己紹介”として、⼈々が共感できる内容を⼊れ込むことで、LGBTQIA+を遠い存在と感じていた人がリアルを感じられるようにするねらいがあります」
「また、セクシュアリティを⼀番最後に添え、かつ「ちなみに」という⾔葉を付け加えることで、セクシュアリティが数あるアイデンティティの1つに過ぎないということを強調します」
クラファンページはこちらから>>(*7/31まで)