セクシャルマイノリティを公言している作家・TORAJIROの個展が、新宿にある「新宿眼科画廊」にて開催される。
期間は2023年8月25日(金)〜9月6日(水)。
少年や青年をアクリルでふんわり描き、どこか懐かしい幻想的な世界観が特徴のTORAJIRO。
今年の「東京レインボープライド」では、ファッションブランド「ロエベ」のキャンペーンに起用され、渋谷パルコの壁面アートウォールに展示され話題をあつめた。
今回の個展のテーマは「UNDER THE BLUE SKY」。
美しい青空の下、どこか寂しそうな表情を見せる男たちと、たくさんの動物がキャンバスに描かれる。
TORAJIROは、武蔵野美術大学在学中から、男性の日常を題材にした絵の制作を開始。
自身の作品についてこのように語っている。
「セクシャルマイノリティによる、子供の時から感じている孤独感や不安をテーマに憂いある男性像を描きます。自分の本当の気持ちを隠して偽って生きていくことの辛さ。自分に正直になることの怖さ。それは社会に出て働き始めても続きます」
「体を鍛えて大きく強く見せることが出来ても、あふれ出る心のうちにある繊細な気持ちは隠せません。決して笑顔ではない彼らの表情がいろいろなことを物語っています」
今回はすべて新作が展示されるとのこと。
入場無料なので、ぜひ気になる人は足を運んでみて。