米現地時間6月30日、ニューヨークでLGBTプライド「ニューヨークシティ・プライド」が開催され、歴代最多の300万人以上が参加した。
今年は、プライドの起源である「ストーンウォールの反乱」から50周年を迎えるアニバーサリーイヤー。
ビル・デブラシオNY市長は事前インタビューにて「世界史上、最も素晴らしいプライドになる」と語ったとおり、ニューヨークのメインストリートはパレードをお祝いするべく数百万人が訪れ、街中が熱気に包まれた。
プライドの主催団体によると、米国内外から150を超える団体が参加し、パレード参加者は15万人に及んだそう。沿道に集まった人々は推定300万人以上と発表しており、世界で最もパレード参加者と観衆が集まったプライドパレードとなった。
当日は気温30度を超える晴天と、絶好のパレード日和。
史上最多のパレード参加者のため、正午にパレード開始するも、全フロートが終了したのはなんと深夜0時頃!
約12時間にも及ぶ大規模なパレードとなった。
プライドの起源から半世紀という歴史的パレードとあって、豪華なゲスト陣も話題になった。
オープニングイベントに登場したシンディ・ローパー、シアラ、トドリック・ホールをはじめ、エンディングイベントを締めくくったマドンナまで。また、パフォーマンスこそしなかったが、レディ・ガガなど多くのセレブリティも会場を訪れお祝いした。
一見するとお祭りムードなプライドだが、まだまだ米国に残るLGBT差別や偏見、さらには来年に迫ったトランプ政権の再選を阻止するべく多くの参加者がプラカードで訴えた。
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