夏になると「日焼け」をする人も多いはず。
褐色の肌はいつも以上に魅力的に見えるけど、その美しさは今だけかも…。
日焼けが肌に及ぼすダメージは、みんなが思っている想像をはるかに超えているのだ。
将来も美しい肌をキープするための「メンズ向け日焼け止めガイド」と題して、日焼けにまつわるアレコレを紹介していくよ。
そもそも、なんで日焼けはダメなんだろう?
それには、紫外線が及ぼす効果について説明したい。
紫外線には、UVA、UVB、UVCの3つ種類がある。UVCはオゾン層に吸収されるため、人間がダメージを受けるのはUVA、UVBの2種類。
UVA:エネルギーは弱めだけど肌の奥(真皮層)にまで届き、DNAをじわじわ破壊する。シワやたるみを引き起こす。
UVB:エネルギーが強く、肌の表面を火傷させる。肌で多くメラニンが作られることでシミの原因になる。
つまり、UVAはシワやたるみ、UVBはシミの原因になる。
男子はメイクをする習慣がないため、常にすっぴん状態で強力な紫外線を浴び続けていると、数年後または十年後には肌表面にシミができ、年齢以上のシワやたるみに悩まされる危険も…。
ちなみに紫外線は一年中出ているけど、最も強いのが7~8月の夏の時期。せめて夏だけでも紫外線を防ぐことがものすご~~~~く大事!
紫外線対策の大事がわかったところで、メンズにオススメの日焼け止めを紹介。
日焼け止めには「SPF」と「PA」という数値が記載されており、数値が高くなればなるほど防御力が高くなる。
SPF:UVBを防ぐ数値。数値は1~最大50+まである。アウトドアなど日差しが強い場合は最大のSPF50+を選び、日常使いであればSPF35~40などが良し。
PA:UVAを防ぐ数値。+マークで表示され最大は4つ。
SPFとPAを踏まえて、編集部がチョイスした最強日焼け止め3つを紹介していこう。
資生堂が誇るロングセラーのUV商品「アネッサ」。
水に強いウォータープルーフ処方と、汗や水にぬれると紫外線をブロックする膜「アクアブースター技術」で落ちにくいのが特徴。
さらに、肌に砂がつきにくい「サンドプルーフ」だから、ビーチやリゾート向き。
スペックはすべて最大の「SPF50+・PA++++」なので文句なし!
スポーツやアウトドアなど外で激しく動く人にとって、日焼け止めはこすれて落ちやすい。そんなアクティブなシーンには、「ビオレUV アスリズム」がオススメ。
アスリート向けを打ち出しており、なんと気温40℃、湿度75%の過酷な環境でも落ちにくいとか。すごくない!?
付けてのばすと肌なじみが良く、ベタ付きにくい点も◎
日焼け止めは強力な紫外線から肌を守るため、多少なりとも肌へ負担がかかる。
「焼きたくない!でも肌へのダメージは最小限におさえたい」という人には、ニールズヤード レメディーズの「ナチュラル UV プロテクション ミルク」が最適。
オーガニック成分でできた日焼け止めで、肌の負担をおさえながら紫外線を強力ガードしてくれる。オーガニックながらSPF40としっかりあるので、普段使い~軽いレジャーなど使うシーンも幅広い。
また、爽やかなオレンジ、レモングラス、ラベンダーの香りも良く、白浮きしない点もメンズライクで良い。
日々「老けないように!」と、スキンケアを頑張る男子たちは多いはず。
しかし、残念なことに肌の老化の8割は紫外線によるダメージが原因だって知ってた??
紫外線による老化のことを「光老化(ひかりろうか)」といい、肌の老化の原因は、2割が年を取ることで起こる「加齢」と、8割は「光老化」によるものだそうだ。
考えてみると、ふだんから紫外線があたる顔や手足に比べて、服で隠れているお尻や内ももなどはほとんどシミやシワができないしツルツルスベスベだよね?(これはお年寄りでも一緒)
つまり、紫外線を浴びることで、顔にポツっとできるシミ、老け込んで見られるシワやたるみの原因になるのだ。
30代を超えると急激に肌が老化へと進む。
スキンケアに精を出す30・40代は多いが、そんな人たちでも紫外線対策をしている人は意外と少ない。
普段から日焼け止めを使う人は、女性24%、男性はわずか3% (*1) しかいないそうだ。
ということは、あなたが毎日日焼け止めを塗るだけで上位3%に入り、いつまでも健康的で若々しい肌を保つことができる。
日焼けした肌はセクシーだし男前度UPするけど、褐色の肌以外にも魅力的になれることはたくさんある。
十年後の美しい肌のために、この夏は”焼かない”選択をしてみるのも良いのかもしれない。