エリザベス女王のいとこ、アイヴァー・マウントバッテン卿がゲイであることをカミングアウトした。
英国ロイヤル・ファミリーでゲイを公言した人物は史上初めてとなる。
アイヴァー・マウントバッテン卿(Lord Ivar Mountbatten)は、エリザベス女王の玄孫にあたる英ロイヤル・ファミリーの一員。
9月17日のインタビューにて、「私はこれまで家族や友人への偽りを止めました。今はパートナーと呼べる人に出会えてとても幸せです」と語り、同性のパートナー、ジェームズ・コイルさんと幸せな交際をしていると語った。
コイルさんは航空会社のディレクターで一般人とのこと。
昨年3月には親しい友人、家族にゲイであることをカミングアウトし、パートナーを紹介していたそうだ。
マウントバッテン卿は英デイリーメール紙にてこう答えている。
「私がマウントバッテン卿であることが問題(ゲイであること)ではなく、生まれた時代に問題がありました。私は成長する上で『愛は声高々に語ることではない』と知りました。しかし、今は驚くべきことに、皆が様々なテーマを受け入れるようになってきています」と語る。
現在53歳の彼は、早い時期にカミングアウトできなかったことでセクシャリティに悩み、ガールフレンドを持った10代・20代の苦悩も語っている。
そして、いまやっと心から「パートナー」と呼べる男性に出会えた喜びを語った。
マウントバッテン卿は、前妻ペニー夫人と2011年に離婚しており、2人の間には3人の娘がいる。
インタビューでは、自身の決断について子供たちについても言及した。
「理想的な世界では、娘たちは父親、母親が共に過ごすことを理想としているでしょう。しかし、娘たちは21世紀の新しい家族のカタチを愛しています。彼女たちの父親には同性の恋人がいます。
それは複雑なことですが、同時にシンプルなことなのです。私がジェームズに出会えたこととは、誰かに嘘をつくことや自分だけで歳をとることをしなくていいことを意味しています。」
3人の娘は父の決断を受け入れ、パートナー男性との交際を応援しているとのことだ。