VOGUEが”VogueFollows”というモデルやファッション業界に関わる人物を追う動画シリーズで、モデル・女優・作家でトランスジェンダー女性ハリ・ネフ(Hari Nef)に密着した。
ハリ・ネフは、世界最大手のモデルエージェンシー「IMGモデル」と契約を結んだ最初のトランスジェンダーモデル。現在、多くのハイブランドのランウェイやキャンペーンを務める、モデル界の”イット・ガール”だ。
ハリ・ネフは動画の冒頭でこう口を開いた。「ハリ・ネフが誰かって?それは私にもわからないわ。毎日模索しているところなの」。
ハリ・ネフはこう続ける。「私のことを知っている誰かが私の名前を聞く時、その人は、女優とかモデルとか私の仕事のことを最初に考えるかもしれないわね。でも私は、アクティビストでもあるし、女の子でも、アメリカ人でもあるの」。
彼女は、自身がモデルになった経緯について「以前ファッション業界で長いことインターンをしていて、その時に「裏方で働いていないでモデルをやってみなよ」と声をかけられたことがきっかけ」と答えた。モデルとしてデビューしてから国民的なモデルになるまで、長くはかからなかったそうだ。
「性別の移行をしなかったら私のキャリアは相当違う物になっていたはずだわ。正直に話すと、私は自分のアイデンティティが理由で、キャリアの初期にものすごく注目を浴びたの。そして、周りの人たちはそのために、ものすごく働かなければらなかったわ。「自分らしく」生きるという選択は簡単ではないわ。でもそれは同時に、私にとって人生で最高のギフトでもあるの」
ハリ・ネフ「決して簡単ではないかもしれない。でも、誰かのお手本とかロールモデルなんて仰々しいものじゃなくて、人々に可能性を与えられるモデルになりたいって思ってるの。『なりたかったら誰でもなれるのよ』って、人の背中を押してあげれるようにね」
ハリ・ネフのVOGUEインタビュー動画は以下をチェック。
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