9月25日、香港にて、同性カップルにも「配偶者ビザ」を認めると、高等法院が判決を下した。
この判決は、レズビアンカップルが訴訟を起こしたもの。
香港で働く英国人女性が、英国でシビルユニオンを結んだ同性パートナーに対し、在留のための「配偶者ビザ」を求めた裁判。
英国人女性QTさんと、その同性パートナーSSさんは、2011年に香港に移住。二人は英国ではシビルユニオン(同性パートナーシップ)を結んでいたが、香港では認めらなかった。
QTさんは最初観光ビザで香港に滞在し、その後12ヶ月の就労ビザのみが与えられていた。在留が認められない為、2015年5月に香港移民局を相手に裁判を起こした。
2016年3月、裁判が高等法院に移り、そして2017年9月、晴れてビザが認めれたのだ。
判決では、配偶者ビザを支給しないことが「性的指向に基づく差別」「異性愛者であろうと同性愛者であろうと、安定した長期的かつ献身的な未婚カップルは、法律上の夫婦と同じ」とされ、ビザが認められた。
同性パートナーへ「配偶者ビザ」が認められたのは、中国、香港では初となる。