2023/04/28

「サル痘」国内で100人超え。ゲイたちは注意

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「サル痘」 の国内感染者が累計100件を超え、静かに感染拡大している。

 

 

サル痘のウイルス(写真:国立感染症研究所ホームページより)

 

日本ではじわじわ拡大

「サル痘」が日本ではじめて確認されたのが昨年7月、GENXYの記事で紹介した昨年8月時点では感染者4件だったものが、現在は累計数109件に。(4月16日時点)

 

都道府県別の感染者数はこちら。

 

・東京|82件

・大阪|8件

・埼玉|3件

・千葉、沖縄|2件

・茨城・神奈川・静岡・香川・高知|1件

 

以前は海外渡航歴ありの人が感染すると思われていたが、発症者のなかには渡航歴がない人もいるため、国内で静かに流行している。

 

ちなみにWHOの発表によると、世界のサル痘感染者の97%が男性であり、そのうち87%がMSM(ゲイ・バイ等)とのことだ。

なので、特にゲイたちは注意してほしい。

 

どうやって感染するの?

サル痘の主な感染経路はこちら。

 

・発疹、カサブタ、体液や血液に触れること

・性的な接触(口の中、肛門、 性器との接触を含む)

・近距離での対面で飛沫に長時間さらされること

 

この中でも「性的な接触」が感染の7割を占めているそう。

 

普段から不特定多数と行為をする人、または頻度の高い人など「セックスアクティブ」な人は、特に注意してほしい。

 

 

画像はイメージです。

 

サル痘に感染しないため、できる対策とは?

 

✔︎ 特定の相手とセックスする

不特定多数との行為を減らす。

 

✔︎ セックス相手のカラダを確認しよう

カラダや性器などに異変(発疹、ぶつぶつ等)がないか確認して、もしあればセックスをやめる。

 

✔︎ コンドームを使う

完全ではないが、粘膜との接触を減らすことは効果的。

 

もし「サル痘かも?」と思ったら。

もしサル痘を疑う症状(発疹、ぶつぶつ等)が出た場合は、病院に相談しにいこう。

 

サル痘の症状は皮膚病(麻疹、梅毒)や、性感染症(梅毒など)、天然痘などさまざまな病気に似ていることから、見た目だけで判別することは難しい。必ず検査を受けよう。

 

 

サル痘の発疹の例(写真:UKHSA ホームページより)

 

 

もしサル痘と判断された場合。

日本では具体的な治療薬はないため、症状に合わせた治療が行われる。

 

なお、「天然痘ワクチン」に予防効果があることが分かっているため、患者が出た場合は、その接触者に対するワクチン接種が可能になっている。

 

***

 

欧米では落ち着きつつあるが、日本では静かに感染拡大している「サル痘」。

 

できれば、不特定多数とのセックスを控えたり、コンドームを使ったりと、できる対策はやっていこう。

 

 

こちらもオススメ

 

「サル痘」予防に必要なこととは?専門家に聞いた >>

 

*5/8 データに不備がありましたので、記事内の一部を修正しました。

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