ゲイテーマの作品を多数発表している映画監督・今泉浩一と、映画監督/現代アート作家の大木裕之による合同上映会が、4月4日(火)〜9日(日)の期間で開催されることがわかった。
今泉浩一は、1986年から東京グランギニョルでの活動を経て、1990年にピンク映画俳優としてデビュー。
それと並行して1999年からゲイをテーマにした自主制作映画を作り続けている。
代表作に、『すべすべの秘法』『家族コンプリート』、ゲイ漫画家・田亀源五郎が脚本を手がけた『伯林漂流』らがあり、ゲイテーマの作品を作り続ける国内屈指のクリエイターだ。
そして、大木裕之は、大学在学中の80年代半ばから自主制作映画をスタート。
2000年代以降は映像作品に留まらず、ドローイング、インスタレーション、パフォーマンス等、枠にとらわれない現代アート作家として活動している。
海外でも評価の高いふたりの作家は、その作品上でも相互に関わってきた。
本企画は、彼らの30年以上に渡る「映画人」としての活動を、還暦を間近に控えた現時点で振り返り、お互いの共通点と相違点をあぶり出し、また総括しようという試みだ。
ほとんど上映される機会のないレアな作品(R18も)を多数含む、初めての合同上映会。
また多彩なゲストを迎えてのアフタートークも予定されているので、ぜひ気になった方は足を運んでみてほしい。