上原駅から徒歩15分にある駒場公園には、「日本近代文学館」や、「旧前田家本邸」が併設されており、ちょっとした公園デートに適している。
見所の「旧前田家本邸」は、洋館と和館からなり、洋館は現在工事中(2018年末まで)のため、和館のみ一般開放されている。
これは加賀百万石の当主だった前田利為の本邸で、外国賓客に日本文化を伝える目的で建設された迎賓館。宮大工が手がけた美しい純和風建築は、国の重要文化財に指定されている。
和館自体は広くないので、そのあとはお隣の「近代文学館」を見たり、公園のベンチで一休みしても良い。公園としての知名度は高くないので、人はそこまで多くはないのが嬉しい。
ただし、公園含め関連施設はすべて16時半には閉まるので、早めの時間から行って、まったり過ごす方がいいかも。
同じく駒場公園の「日本近代文学館」内にひっそりと佇む「BUNDAN」は、近代小説にちなんだメニューを出す、文学好きにはたまらないブックカフェ。
写真は、作家・梶井基次郎が愛した檸檬にインスピレーションを受けた「檸檬パフェ」(800円)と、芥川龍之介が銀座に通い詰めたブラジルコーヒーの味を再現したという「芥川 AKUTAGAWA」(700円)。
そのほか、森鴎外、夏目漱石、寺山修司、村上春樹に至るまで、作家や作品から名付けられたご飯〜お茶〜お酒がラインナップする。
店内席とテラス席があり、どちらも本の閲覧自由。ぜひ、本好きな彼と行ってほしいデートスポットだ。
ご飯処が多いグルメの街・上原で、炭火串焼き店「ふく」は外せないお店だ。
牛や鶏、ホルモン、野菜の串焼きで、どれもほっぺが落ちるほど美味い。看板メニュー「せせり」はぜひ食べてほしい。
板前が焼いてくれる雰囲気の良いお店だが、串焼きは200円~からとコスパに優れているのも人気の秘密。
店内は数席のテーブルとカウンター席のみで、デート使いなら断然カウンターがオススメ。「男同士でカウンターはちょっと恥ずかしい…」そう思う人も多いけど、店内は適度にガヤガヤしており、ノンケ男子二人の利用も見えるカジュアルなお店。
美味しい料理とお酒で、ふたりの距離はグッと縮まること間違いなし。
デートの〆には、上原の駅前にある銭湯「大黒湯」でひとっ風呂浴びて帰るのはどうだろう。
やや広めのサウナも完備されており、町の銭湯にしてはしっかりとした設備。店内には所狭しとレトロなポスターや芸能人のサインが飾られており、ノスタルジックな雰囲気の銭湯。
深夜1時半まで営業しているが、遅い時間は混むため早めの時間(22時頃まで)がベスト。
いかがだっただろうか?
今回紹介したスポット以外にも、ユニークなカフェ、本屋、アンティークショップ、雑貨屋が豊富なので、街ブラするだけでも楽しいはず。
グルメでディープな街・代々木上原に、ぜひデートで訪れてみて。