
京都出身のがぅちゃんです。パートナーと別れてひとりぼっちです。
さて、『女ひとり』という曲をご存じでしょうか?
「京都 大原 三千院 恋に疲れた女がひとり」というフレーズが印象的な曲なのですが、それがずっと頭の中でループしています。
そういう心情で、京都の桜の名所をめぐりながらその美しさに嫉妬していました。

京都で最も古い公園と言われている円山公園ですが、そこにある「祇園枝垂桜(ぎおんしだれざくら)」がとくに有名です。京都で桜といえばこれ。という感じでしょうか。

ひとりぼっちのがぅちゃんはというと、光にむらがる虫のように必死をこいて桜を鑑賞していました。と言いたいところですが、実際はむらがる相手さえいない孤独に震えていました。
この時スポティファイで聞いていた宇多田ヒカルの『光』のおかげで、かろうじて孤独が希望にも感じられます。宇多田ヒカルが「今日はおいしいものをたべようよ」って言ってくれて元気がでました。

住所:京都府京都市東山区円山町473

世界的な観光地のひとつである金閣寺の近くにある平野神社。
京都でおそらく一番目立っている大学の「立命館(りつめいかん)大学」も近くにあるためか、学生たちでも賑わっています。若いイメージ。
外から見てもめでたい量の桜ですが、中に入ると、さらにめでたい量の桜が拝める有料スペースの「桜苑(さくらえん)」があります。

めでたい有料スペースの入場料を、この日たまたまナイモン経由でデートしていたヨーロッパ出身のダディにおごってあげました。
「京都の桜はどうでっしゃろ?」と聞くと、「べつに普通。去年も見たし。」と彼。「俺はそのへんのインバウンド客じゃねえ。」という態度です。
それは残念。マッチングは不成立。ブリーディングもしてあげません。

住所:京都府京都市北区平野宮本町1

桜無しでも圧倒的に人気な観光地の銀閣寺へとつづく散歩道が「哲学の道」です。
春になると、哲学の道の横にある運河の水面が桜の花びらで埋め尽くされるため、文字通りピンクの川になります。
それを見たアメリカ人の元彼が「so gay」って言っていたのを思い出します。

ピンクの川を見ていた日本人たちはというと「美しい花びらが流れてくるぞ!なんとめでたい景色!」と、入学式を祝うおやごさんたちのように晴れやか。
ひとりぼっちのがぅちゃんはというと、流れていく花びらに対して「さようなら。ありがとう。」といった態度。お葬式みたいになってしまい申し訳ないです。

京都の繁華街にある有名な道が「木屋町(きやまち)通り」。ちょっとやんちゃなムードがある場所です。東京でいう歌舞伎町みたいな感じでしょうか。
木屋町通りはというと、すでに楽しい気分が充満している道についでに桜が咲いた。という雰囲気。遊んでいる時にたまたま通りかかった道に桜が咲いていたらラッキーな気分になりますよね。
こんなところにわざわざ桜だけを見に来るような人といえば、がぅちゃんくらいじゃないでしょうか。
スポティファイが石原裕次郎の『ロンリーナイト・ロンリーウェイ』を流してきて切なかったです。

かつて世界最大と言われたインクライン(傾斜にある鉄道)の跡地が、蹴上(けあげ)インクライン。
ひとりぼっちでいっぱいいっぱいながぅちゃんにとっては、蹴上インクラインでの体験はカップルの海で難破したかのように思えてしまい、映画『タイタニック』の後半で救助を待つヒロインのような気分になってしまいました。

坂を登ると、当時使われていた台車の復元がありました。台車はもともと船を乗せていたそうで、船もいっしょに展示されていました。
今これに乗って坂を下れたならば気が晴れるだろうな。カップルの海をモーセみたいに割ってやろうかしら。かわいそうに。
なんて妄想しながら、ひとり歩いてこの場を後にします。

日本酒の三大聖地のひとつである京都の伏見(ふしみ)にある施設がキザクラカッパカントリー。日本酒メーカーの黄桜(きざくら)の博物館に併設された酒場です。
伏見の日本酒の味わいは「女酒(おんなざけ)」と表現されるそうですが、女どころか酒も男もさっぱりながぅちゃんには、その味を知る由もありません。きっと美味しいんだろうなとは思います。
とまあ、

住所:京都府京都市伏見区塩屋町228