旅ライターのがぅちゃんです。
アメリカ・マサチューセッツ州の州都「ボストン」にあるゲイブルワリー「ドーチェスター・ブルーイング・カンパニー/Dorchester Brewing Company/DBC」。現地で不定期開催されるベア系イベントを紹介します。
ボストンは……ロンドンを目指してる大阪ってかんじ…… #アメリカの街並み pic.twitter.com/8aNStJXXrm
— がぅちゃん (@panda_no_blog) September 3, 2020
「ボストン/Boston」はアメリカ北東部にあるマサチューセッツ州の州都です。
マサチューセッツ州はアメリカではリベラルな州として認知されており、国内で最初に同性婚を合法化した州としても有名です。
そんなマサチューセッツ州の州都・ボストンは学術都市であり、マサチューセッツ工科大学やバークリー音楽大学といった世界的に有名な学校がいくつかあります(隣町にはハーバード大学もある)。
余談ですが、ボストンは実は京都の姉妹都市でもあり、京都のカフェチェーン「小川珈琲」の唯一の海外店舗も存在します。
ボストンは目に見えてLGBTフレンドリーな都市なので、住宅街でレインボーフラッグを見かけることも珍しくありません。
この状態に関しては、京都や東京とは別の世界線が展開していると感じます。
「ブルワリー/Brewery」とは「ビール醸造所」を意味します。
ボストン近郊では、車でブルワリーに行って飲んだりビールを買い込んだりすることも珍しくないです(飲酒運転への意識や取り締まりは日本と比べるとゆるい印象)。
ボストンのブルワリーは、「普段使いできる飲み屋」くらいの感覚で利用されている気がします。アメリカの定番フードを提供しているお店もあるので、お酒が好きじゃない人でも楽しめます。
これみよがしと言っていいほどLGBTフレンドリーなボストンでゲイに人気のブルワリーとして話題なのが「ドーチェスター・ブルーイング・カンパニー/Dorchester Brewing Company/DBC」です。
経営者がゲイであり、ゲイやレズビアン向けのイベントをよく開催しているので、現地でも「Gayest Brewery/最もゲイなブルワリー」として紹介されたりしています。ただしゲイ専用のお店ではありません(というかそんなお店はもうボストンには無い)。
月一程度で日曜に開催されるベア系イベントが「Bears & Brews/熊と酒」。
開催時間は16時〜20時で、DJが音楽をプレイする空間で友達や家族と飲むのが目的といったイベントです。セクシュアルでアグレッシブな集いとは違う愉しみがあります。
えらいもんで、ブルワリーなのでお酒が圧倒的に美味いです。ビール以外にも、自家製セルツァー(フレーバー付き炭酸水のお酒)やワインやなども楽しめます。値段はどれも1杯880円(8ドル)程度。値打ちがあると感じました。
当然と言えば当然なのですが、他のゲイバーとは違ってお酒がメインの空間なので、飲むという行為自体に価値を感じます。
ここだったらゲイイベントをやってなくても通いたいと思えるクラフツマンシップがありました。
DBCでのというか、ボストンのバーで注意すべきことなのですが、入場の際にはIDとワクチン証明書とマスクの着用が必須です。
IDはパスポートでOK(飲酒は21歳以上)。
ワクチン証明書は現地の共通フォーマットが無ければ日本政府発行のものでもOK(本人の名前とワクチンの種類&回数が記載されていて、IDと照合できればOKという感じ)。
DBCだけでなく、ボストンのバーでは、お酒をカウンターで直接注文するのが一般的です。
支払いの際には、一杯につき最低1ドルのチップを払うと無難だと思います。
チップは、カウンターに1ドル置いて「サンキュー」と言って相手が聞いていればハッピー、聞いてなかったらラッキー、くらいの感覚で渡すのが丁度よいでしょう。