旅ライターのがぅちゃんです。
ゲイ専用のお店ではないけれどゲイにおすすめしたい、エッジの効いた飲食店を紹介する連載企画〈GAYめし〉。
今回は、京都発祥のコーヒーチェーン「小川珈琲」が2022年2月にオープンして話題の店舗「小川珈琲・堺町錦店/おがわこーひー・さかいまちにしきてん」を紹介します。
「小川珈琲/おがわこーひー」は、京都発祥のカフェチェーン。家庭用コーヒーの販売も行っており、地元のスーパーでは商品をよく見ます。京都の人が見たら、「ああこれね!」とわかる存在だと思います。ご当地フードの粋かもしれません。
小川珈琲は、カフェというより「地元の喫茶店」としての印象が強いですが、ここ最近はそうとも言い切れない様子。2015年に姉妹都市のボストン(アメリカ)に進出したり、2020年に東京の桜新町に進出したりしており、攻めているカフェといった印象。
余談ですが、京都はカフェ激戦区といった様相を呈しています。関西最大級の「ブルーボトルコーヒー」や、日本初進出の「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」といった世界的に有名なカフェが集結しています。
なかなかの環境の中、「小川珈琲・堺町錦店」は、いよいよバチバチにやりだしたイメージがあり、もう京都の強豪カフェの一つといった様子です。
小川珈琲が2022年2月11日に開店した店舗が、「小川珈琲・堺町錦店/おがわこーひー・さかいまちにしきてん」。コンセプトは「100年先も続く店」。地盤の強さを感じる別格感があります。
個人的な意見ですが、小川珈琲・堺町錦店がある「堺町錦/さかいまちにしき」は、攻めたお店が多いエリアというイメージがあります。繁華街の四条河原町エリア内にあり、観光名所の「錦市場」にも近いです(本当にすぐそこ)。
外観が目立っていないので、フリが効いているというか、プレミア感があります。店内はいわゆる「スリーク/sleek」な感じですが、「リュクス/luxe」とは話が違う雰囲気。高級ぶった威圧感が無く、素敵を研ぎ澄ましたタイプのオーラが出ていると感じました。
「築100年以上の京町屋」ということを忘れそうなコンテンポラリーさですが、「坪庭/つぼにわ」に、京町家のアイデンティティが健在しています。坪庭は京町屋の特徴の一つで、家の真ん中にこしらえた庭のことです。
コーヒー、軽食、スイーツなどあります。軽食は「京料理系洋食」といった内容で、モーニング(7〜11時)、ランチ(11〜15時)、カフェ(15〜20時)、といった内容。店内ではQRコードでメニューをチェックできます。
小川珈琲・堺町錦店がある四条河原町エリアに、京都のゲイバーは集中しています。飲み屋街のようになっている「木屋町通/きやまちどおり」に、特に多いです。
このエリアは、隣の大阪への移動も楽です。関西の二丁目「堂山」がある「梅田駅」まで、四条河原町にある阪急電車の「京都河原町駅」から、44分で移動可能(乗り換えなし)。
京都観光で宿泊する際は、四条河原町エリアに滞在すると移動が便利だと思います!(厳密には、四条河原町は、四条通と河原町通が交差する場所を意味します。)