英バトリー・ブルドックに所属するラグビーのスター選手、キーガン・ハースト氏(Keegan Hirst)がゲイであることをカミングアウトした。ハースト選手はイギリスにおいて2番目となるオープンリーゲイラグビー選手だが、現役選手としてカミングアウトしたのは史上初だ。
英ミラー紙に対してハースト選手は、「私は長い間止めていた息を、いま外に出している気がします。」とこれまでのセクシャリティに対する苦悩や生き辛さを語った。
続けて彼は「私には妻と子供がいました。」と話す。
彼は数週間前に妻にゲイであることをカミングアウトし、現在は別居中とのこと。「私たちが距離を置くと決めたとき、妻は私を責めました。彼女は何も間違っていないです。」
また、彼は我が子に事情を話せていないそう。「今回の件を、子供が理解できるほどの年齢ではないです。正直、我が子にどう説明していいか分かりません。」
彼はこの一件で、自身を責め自殺も考えていたとのこと。これまで築きあげた家庭か、自身のセクシャリティに正直になるかといった究極の選択を迫られ、精神的にひどく追い詰められていた。
マッチョ思考が強く、極めてカミングアウトが難しいといわれるコンタクトスポーツにおいて、勇気あるカミングアウトに踏み切ったキーガン・ハースト選手。彼のキャリア、今後の人生に幸があることを切に願いたい。