日本人にはあまり馴染みの無い『赤毛』。
しかし、英国を始め欧米では、単に赤毛というだけで差別されてしまう現実があるのだ。そこで、差別やいじめ撲滅を掲げたチャリティーキャンペーン『RED HOT 100』が、ロンドンから世界中に広がっている。
このキャンペーンでは、モデルのケン・ベック、アメフト選手のトム・ブレイディを含めた計100人のセクシーな『赤毛男子たち』がカレンダー&写真集となって発売される。キャンペーンの売り上げはいじめ撲滅の慈善団体へ寄付される予定だ。
なぜ『赤毛』が差別されるのか?
赤毛は全世界人口の1%未満と言われ、実はかなりマイノリティな存在。
キリスト教文化圏では、聖書で裏切り者ユダは赤毛だったことや、その他の歴史的書物でも悪人を赤毛に設定することが多く、赤毛=悪者のイメージが生まれている。Gingerphobia (赤毛嫌悪)という差別用語さえあるほどだ。
また彼らの特徴として、皮膚のメラニン色素が少なく顔にシミ・そばかすが出来る為「赤毛は虚弱体質で遺伝的に劣る」といった偏見差別が根付いている。
主な赤毛の有名人
赤毛の有名人には、『SEX AND THE CITY』のミランダ役で有名なシンシア・ニクソン、ハリーポッターのロン役ルパート・グリント、『世界で最もハンサムな顔』で一位に選ばれた俳優マイケル・ファスベンダーなどがいる。
今回のカレンダーを制作した写真家トーマス・ナイトはこう語っている。
「赤毛の男達をセクシーに表現することで赤毛の魅力を世間にアピールし、彼ら自身にも誇りと自信を持ってほしかった。また、この活動を通して赤毛でいじめられている少年達を勇気づけたい。」
『赤毛=セクシー』というポジティブなイメージ転換を図る今回のキャンペーン。
写真集はAmazonから購入できるので、是非ゲットして赤毛男子たちを応援しよう!
via:RED HOT 100
via:Pink News