ウケの悩みに「アナルが切れる」「セックス中に出ちゃう(事故る)」の2つがある。
実はこの2つ、シャワ浣でほとんど防ぐことができるのだ。
今回は、アナルセックスを日々研究するGENXY編集部と、数名のモニターから得られた、「正しいシャワ浣」を編み出したので、ぜひとも読者にシェアしたい。
悩めるウケは必見だ。
シャワ浣の手順を紹介する前に、「浣腸」のメカニズムをしっかり知ろう。
次の図を見てほしい。
一般的な浣腸は便秘解消のために「大腸」を洗うが、アナルセックスでは「直腸」にペニスが入る。
つまり、シャワ浣では直腸を洗うことを目的にしている。
一番危険なのが、イチジク浣腸などの「浣腸材」をつかって浣腸をすることだ。
これは便秘の人が、大腸に詰まった便をとるためにする行為なので、セックス前につかうとお腹がゆるくなり、出ちゃう原因になる。絶対にやめよう。
洗う部分がわかったところで、実際の手順を見てみよう。
「①浣腸→②ほぐし→③臭いケア」の3つのパートに分けて紹介していく。
第1ステップの「浣腸」。まずはトイレで、出せるだけ便を出しておこう。
その次にバスルームに移動して、浣腸に移る。
シャワーヘッドを外し、ノズルだけの状態にしよう。
ぬるま湯を出し、ノズルを肛門に当てて、直腸内にお湯を入れる。
中にお湯がたまったことを感じたら、そのあと出す。
これを3〜5回ほどくりかえす。
洗いすぎは禁物。洗いすぎることで、直腸よりも奥に水が入っていきやすくなる。
透明な水が出てきたら、ちゃんと洗えている証拠。これで浣腸はOKだ。
〈アドバイス〉
綺麗に洗おうとするばかり、直腸よりも奥にお湯が入ってしまうことがある。これが大腸内の便と混ざって、のちのち出る原因になる。
それを避けるためのプチアドバイスを紹介。
まずお尻の穴を広げる。
次に、おへそあたり(腹筋)に軽く力を入れる。その状態でお湯を入れてみよう。
入り口は開きつつ、奥をキュッと閉めるイメージだ。
そうすることで、アナルだけが開き、その奥の大腸には水が入りにくくなる。
多くのウケが、シャワ浣だけで終了している。しかし、ここから先が「痛くないセックス」の最大のポイントだ。
通常はタチにお尻をほぐしてもらうが、これを自分でしておく「セルフほぐし」をしよう。
これだけでアナルが開きやすくなり、血が出ることも防いでくれる。(出血原因のほとんどは、アナルの入り口が裂けてしまうことで発生する)
まずはローションを準備しよう。
通常、ローションはベッド横に置くが、バルスームにも1本常備しておきたい。
バスルームに置いても大丈夫なのが、bdaオーガニックのアナルセックス用ローション「ハードローション」だ。
一見メンズコスメに見えるので、ローション特有のいやらしさが消えてスマート。
実際の「セルフほぐし」に入ろう。
ローションを付けてほぐす時、初めからいきなり指を入れないこと。
アナル(肛門)は通常、便がもれないようにキツくガードされている。まずは筋肉の緊張を解くことが大事。
アナル周辺を円を描くようにゆっくり30秒〜1分ほどマッサージしよう。軽く指圧も加えて行う。
マッサージ後、指を1本入れて、ならそう。
なれたら2本目と増やす。
2本まで入ったら、入れた指をゆっくり円を描くように、直腸をひろげるイメージで。
その次は、2本入れた指を縦にひらいてみよう。
アナルは、横よりも縦にひらきやすい構造になっている。
一般的なアナルは円形で閉じている形状だが、アナルセックスをすると縦に開いた形状になる。いわゆる「縦割れ」だ。
これはアナルがひらきやすくなった証。
さて、2本の指でほぐして、痛みがなければOK。
最後は、残った便をかき出そう。
シャワ浣だけでは取りきれない、直腸内に便が残っていることがある。
奥まで指を入れると、直腸の終わりの壁(S状結腸)にぶつかるはずだ。そこから、アナルの中をゆっくり調べて、便がないかチェック。
もしあれば、手前にかき出すようにすると取れる。
ローションでほぐし、便がないかもチェックできたら、最後にシャワ浣で1〜2度軽くすすいだらOK!
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