1月11日開催(アメリカ現地時間)された第72回ゴールデングローブ賞授賞式において、エイズを題材したTV映画『ノーマル・ハート/The Normal Heart(原題)』の主演マット・ボマーが、ゴールデングローブ賞を受賞した。
TV映画『ノーマル・ハート/The Normal Heart(原題)』は、LGBT活動家&劇作家ラリー・クレイマーの著書の映画化で、1980年代のエイズ黎明期をテーマに描くドキュメンタリードラマ。
監督には『glee』のライアン・マーフィー、製作総指揮にブラット・ピッド、キャストにマット・ボマー、マーク・ラファロ、ジュリア・ロバーツといった超豪華なキャスティングで製作されている。
またこの映画には、ライアン・マーフィーを筆頭に、マット・ボマー、ジョナサン・グロフ、ジム・パーソンズの計4人がゲイを公表しているオープンリーゲイであり、実際のゲイの製作陣が作り出すリアリティある演技が好評を博している。
主演のマット・ボマーは、役作りで体重を18kg以上も減量しエイズの難役を演じ上げ、見事ゴールデングローブ賞初ノミネート&初受賞の快挙を成し遂げた!
彼は受賞スピーチで、原作者ラリー・クレイマー、ライアン・マーフィー、共演のマーク・ラファロ、また、夫であるサイモン・ホールズに感謝の言葉を贈った。
マットは最後に、作品のテーマであるエイズで亡くなった人々に向けてメッセージを贈る。「私たちが失った世代と私たちがずっとこの病気(エイズ)で失う人々に、あなた達を愛していると伝えたい。私たちはずっとあなた達を覚えています。」
力強く感動的なスピーチを行い、エイズで亡くなった人々への敬意と追悼の意を表した。
尚、映画『ノーマル・ハート/The Normal Heart(原題)』は、現在日本公開未定となっている。