お久しぶりです!
久々すぎてどんなテンションでコラムを書いていたか忘れてました!
GENXYのサブカル担当、モのつく人です!
今日もインターネットの片隅から最新四畳半LGBTコラムをお届けします!
まずはこのツイートをご覧ください。
最近の若い子(学生)はゲイの世界にすぐ入ってきて勿体ない人生送ってる子が多い気がする。若いうちにしか経験できないことを体験せずに、二丁目や週末のゲイとのリアルばかりでは本当に勿体ない。歳を重ねてからでもそれは必ずできるけど、若いうちにしかできなくて後から後悔することあるんだよな。
— てらゆう terayu (@terayu_note) July 26, 2020
こちらのツイ主 てらゆう さんは、シンガーソングライター/YouTuber/元虹組ファイツ など(他にも「フツーのゲイ」など肩書き多数 漏れがあったらすみません)ゲイ業界を中心に芸能活動されているゲイコミュニティの有名な方なのですが、このツイートがちょっとだけ盛り上がっていた※のです。
(※7月末くらい インターネットはすぐ話題が古くなるよね!!)
同調する人、二丁目批判だとして怒る人…それに対して「野党みたいなこと言うな」的なことを言い切るてらゆうさん(与党)という場面もあり、平和なツイッタランドが少しだけピリっとした瞬間も。
デリケートな話題をざっくり言い切ると齟齬があるのは当たり前…というか、てらゆうウォッチャー歴(敬称略)もそれなりに長い私は、「これは彼の得意な炎上芸のひとつではないか、そっと見守った方が平和なのでは」という気持ちもあったのですが、
こういうバシっとした物言いを彼のような有名大先輩がしてしまうとビビる若い子もいると思いますので、俺のような小先輩が思うこともここにそっと書いておきます。
※てらゆうさんはアンチ耐性がものすごくある人なので炎上バッチコイ派なのです←違ったらごめん
このコラム、若い子あんま読まなさそうですけどね!
まず「勿体無い」の定義から知りたいよね、という話ですが、
ということだそうです。
(あ、これに関連したご本人の解説YouTubeも「若者、二丁目に行く暇あったら他にやることあるんじゃない?」 ※またエラい可燃性強めのタイトルだわ も上がっているのでどうぞご興味ありましたら)
たしかに私も、学生時代の青春っぽいイベントはだいぶすっ飛ばしたかもしれません。
汗や涙を流したエロ本がたくさん落ちてる河原とか
ライバルのトゥシューズに画鋲を入れるとか
淡い恋心を抱いていた先輩にむりやり犯されて泣きながら熱いシャワーを浴びるとか
そういうこととトレードオフでゲイコミュニティにどっぷり浸かったような気がしなくもないですが、二丁目に出てきてなくてもそんな青春なかったわよ!!
…とはいえ、若い内はたしかに「期間限定イベント」というか「限定された期間にやっておくとあとあと“よかった〜”と思えること」がたくさんありますよね。
学業全般、就職活動や資格取得、食事とかマナーをちゃんと教えててくれたパパママ感謝!とかそういうやつです。
<真夏なのでここにトロピカ〜ル恋して〜るのPVが入ればいいな、と思いますが思っただけなので皆さんあとでYouTube見ておいてください>
そういうベーシックなフラグをちゃんと回収するルートの方がつまづく“可能性も少なく“、楽になる“確率も高い”。つぶしもききます。
だから周りの大人が勧めるのだし、このへんの仕込みはなんか「やらされてる感」があったとしても、たしかにあとで役に立ったりすることも多いものです。
そう、勉強はしないよりもしておいたほうがいい…
二丁目で学業がおろそかになった私に対し、心の中の森高千里も「勉強はできるうちにしておいた方がいいわ!!」と高らかに歌い、胸を締め付けることがよくありました。
英語だけでもまじめにしておけば今頃私はかっこいいこくさいじん…
赴任先のステイツで・ハンサムな旦那と同性婚して・ハリウッドの邸宅に住み・代理母出産で子供はそれぞれの遺伝子を受け継いだふたり・週末は家族ぐるみの付き合いであるリッキー・マーティン夫夫のホームパーティで・少し酔った彼にプールサイドで「いけないと知りつつも君に惹かれている自分に気づいた」とか言われて・うっとりしていたかもしれないのです!
しかし、無限に見えていたはずの可能性は、ときどき消極的に閉じてしまうことがあります。
選ばなかったんじゃなくて、選べなくなるのはとても辛いことです。
選ばなかったから失うのはしょうがないから苦い思いを噛み締めて生きろ、的なことを松任谷師匠も「青いエアメイル」で歌っておりますが、
選びたかったし選べていたはずなのに、その尊さに気づいたときには選べなくなっていた というのは中々辛いものです。
そういう痛みをおばさんたちは誰しも抱えがちで、だからこそ、こういう事言いたくなるよね〜わかる〜てらゆうあとで飲みいこ〜?みたいな気持ちになる。
…でも若い頃そういうのだいたいウザかったですよね!
本当に心配して言ってくれる人ですらウザいのに、ただマウンティングが取りたいだけという人も多かったからだと思います(自戒 自戒 自戒 皆さんもぜひ三回唱えてください)。
そう、俺たちは歳をとると大半が「俺みたいになるな」と(たまに優越感をにじませながら)叫び続ける“しくじり先生”として生きていくのです。武勇伝武勇伝!!!
耳をすませばあちこちから聞こえてきませんか、先生たちの声が…。
ベアキャンの前で露出する俺みたいになるな!
クレカを盗み見してウーバーイーツを60万円分頼む俺みたいになるな!
裏アカ表アカ全部で「お金配りおじさん」のリツイートをする俺みたいになるな!
のんけフィジーカーに「しゃぶらせてください」とDMしちゃう俺みたいになるな!
Amazonの公開ほしいものリストに高額商品を掲載する俺みたいになるな!
炎上芸を記事にして小金を稼ぐ俺みたいになるな!
書いた文が4000字以上になったからってコラムを前後編に分ける俺みたいにもなるな!
うん、若い子ごめんね!
順当に行けば先に死ぬから許してね!!