9月2日~12日の期間で開催された第72回ベネチア国際映画祭、コンペティション部門最高賞の金獅子賞にベネズエラのロレンソ・ビガス監督作品『From Afar』が栄冠に輝いた。
『From Afar』は、裕福な中年ゲイ男性と10代の犯罪者少年との援助交際、抑圧された愛を描くゲイ映画。ビガス監督はデビュー作にも関わらず、世界中から応募された21作品の中から見事最高賞に選ばれた。
また、同映画祭のLGBT映画部門「クィア獅子賞」を受賞したのはトム・フーパー監督作『The Danish Girl(原題)』。エディ・レッドメインが歴史上初のトランス女性を演じた同映画は、トランスコミュニティーからも「分水嶺となる映画」との高評価を得ている。
『From Afar』『The Danish Girl(原題)』ともに、日本公開は未定。