レディー・ガガとトニー・ベネットのコラボレーションアルバム『チーク・トゥ・チーク』が、全米ビルボードチャートで1位を獲得した。
音楽界の大御所ベネットとのアルバムは奇跡のコラボレーションと呼ばれ、発売前から大きな話題を呼んでいた。コラボは2012年のベネットのアルバム『Duets Ⅱ』で共演したことがきっかけだ。音楽界の大御所・ベネットと希代のポップスター・ガガという、異色の組み合わせにも関わらず意気投合した二人は今回のアルバム制作に至った。
ベネットは、2011年に85歳にしてビルボードで1位を獲得し最年長記録保持者となったが、今回のアルバムで再び1位を獲得し、88歳にして自身の記録を塗り替えた。
ガガはというと、前作『アートポップ』の売り上げにやや苦戦していたが、今回の1位で『ボーン・ディス・ウェイ』から3作品連続の全米1位獲得となった。また、今回はガガの御家芸である奇抜なファッションを封印し、ボーカリストとしての実力を見せつける作品となった。ポップミュージックにとらわれず新規開拓を恐れない彼女に今後も期待していきたい。