キリスト教・カトリックのローマ法王は、12月18日、同性カップルを祝福するという新たな見解を発表した。
ローマ教皇庁は18日、フランシスコ教皇が署名した文書を公開。
このなかで教皇は、結婚は男女間のものだという教義を維持しながらも「教会が人々に寄り添うことをさまたげたり、禁止したりするべきではない」と述べ、カトリック教会で「司祭が同性のカップルを祝福することができる」という新たな見解を示した。
ただし、引き続き教会内の正式な儀式としては「結婚は男女間のもの」だとして、同性婚は認めないという教義は維持するそう。
正式な儀礼ではNGという制限付きだが、同性カップルを祝福することは可能と公式に認めたことは大きな一歩。
ローマ法王は2016年に「キリスト教徒は同性愛者の人々に対する行為を謝罪するべき」と発言したりと、同性愛に対する姿勢が年々寛容になってきている。
今回の発表に、ヨーロッパのメディアでは「法王の重要な変化だ」と報じている。