アメリカで人気急上昇中の整形手術がある。それは、「金玉ボトックス」だ。
この「金玉ボトックス」は、金玉を意味する「スクロタム(scrotum)」と「ボトックス(botox)」を掛け合わせて、「スクロトックス(scrotox)」と呼ばれているそう。
専門家によると、スクロトックスの需要は昨年の2倍に達しているそうで、費用は高いもので約36万円($3,600)に及ぶ。施術を行うことによって、金玉のシワの軽減、肥大効果、制汗作用があるという。
整形外科に勤めるノーフォーク医師によると、彼の勤めているクリニックではスクロトックスの施術を行っていないにも関わらず、スクロトックスについての問い合わせが急増しているという。
ただ、ノーフォーク医師によると、金玉ボトックスが患者の希望通りの結果になるとは限らないという。
「陰嚢へのボトックスが、制汗を手助けすることはあるかもしれませんが、シワが減ることはないでしょう。そもそも、陰嚢は他の身体の部分と違って皮膚の面積が大きく、十分な余裕ができるようにつくられているんです。だから、ボトックスでシワを軽減することは、構造上難しいと考えられます」
ノーフォーク医師によると、金玉のシワを軽減するには皮膚自体を取り除く必要があるそうだが、施術の費用や神経損傷のリスクを考えると、見返りはあまりにも少ないという。
ビバリー・ヒルズのエマール医師は、金玉ボトックスの流行についてこう見解を述べている。
「女性の間で膣の若返り手術が大流行しています。それと同じように男性も性器の若返り手術を求め始めているのではないでしょうか。自分の性器が大きくなることや、太くなること、感じやすくなること…より良い性生活を望まない人はいないでしょう」
金玉ボトックスは、果たして日本に上陸するのだろうか。