「ゲイダーは存在する」と主張する科学者もいる
一方で、「『ゲイダー』は存在する」と主張する科学者もいるそうだ。「『ゲイダー』が存在するという科学者が行なった調査は、研究者がゲイとストレート男性の写真や音声、ビデオを調査協力者に提示し、調査協力者に彼らがゲイかストレートかを尋ねるという内容だったそうだ。
コックス博士によると、その調査において提示された男性のゲイとストレートの割合は半々だったそうだ。調査の結果、調査協力者が60%の回答に正解していたため、科学者たちは「『ゲイダー』は存在する」と結論づけたのだという。
しかし、コックス博士は、「この結論には、大きな欠陥がある」と指摘する。
「そもそも人口の50%がゲイというのは、現実世界ではありえない。現実世界においてゲイ、レズビアン、バイセクシュアルの人口は、全体のおよそ3%〜8%なのだから。調査で、60%しかストレート男性かどうかを見極められなかったということは、40%のストレート男性は誤ってゲイだと判断されたことになる」
「およそ95%がストレートの現実世界において60%しか相手がストレートだと見抜けないのであれば、100人当たり38人のストレート男性はゲイと判断され、正しくゲイだと判断されるのはたったの3人だけだ。よって、60%の正答率は、現実世界においては93%の不正解率と言えるだろう。たとえ相手がゲイだと思っても、その相手がストレートである可能性の方が圧倒的に高いのだ」
コックス博士を信じるなら、「ゲイダー」は存在しなさそうだ。あなたはどう思う?