現在、性感染症のひとつ「梅毒」が急速に広まっていることがわかった。
10月27日、東京都感染症情報センターが発表した調査によれば、今年梅毒と診断された患者数は、全国で1万141人に達した。
これは、調査を開始した1999年以降で最も高い数値で、年間ではじめて1万人を超えることになる。
梅毒は全身の発疹やリンパ節の腫れ、陰部の潰瘍などが表れる性感染症。
初期症状は軽く、気づかずに長期放置すると心臓や神経に障害が起きることもある。ワクチンはないが、有効な薬があるので完治は可能。
梅毒などの性感染症にかかっていると、HIVの感染率が5倍近く増すという報告もあり、ゲイたちには特に注意が必要だ。
梅毒の怖いところは、一生涯のうちに何度も感染する可能性があるということ。
梅毒の予防にはコンドームを使うことが効果的なので、HIV予防と合わせてセーファーセックスを行おう。