台湾がアジアで最初の同性婚可能国になるかもしれない。
今週、台湾の与党・民進党が、国会にあたる立法院に同性婚法案を提出した。
その内容は、これまでの結婚の定義だった「男女」を「2人」に変更するというもの。同法案を立案した民進党のYu Mei-nu氏は以下のように語った。
「多くの地方自治体が同性カップル登録を受け入れてきましたが、これは完全な法的効力を与えるものではありません」
「同性愛者も異性愛者と等しく、結婚の権利、差別禁止や養子縁組などの平等な扱いを受けるべきです」
民進党といえば、今年1月に民進党の蔡英文氏(ツァイ・インウェン)が、台湾初となる女性総統となり話題を呼んでいた。
蔡英文氏は以前より同性婚を支援するキャンペーンへの出演や、台湾プライドへ応援メッセージを寄せるなど、同性婚推進派として知られている。
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ちなみに台湾では、2012年にも立法院に同性婚法案が提出されたが、委員会レベルで挫折している。
今回の法案の提出により、アジア初の同性婚国へ王手をかけた台湾。
今週末10月29日(土)に開催される、アジア最大のLGBTパレード「台湾プライド」でも更に同性婚の熱気が高まりそうだ。