ドイツのブレーマーハーフェン動物園で飼育されているドッティーとジーという2羽のフンボルトペンギンが、ゲイカップルとして10周年を迎えた。
10年前、動物園は2羽のペンギンが共にオスであることを知らずに飼育していたという。2005年にDNA鑑定を実施したところ、2羽がオスであることと、そのために子どもができないということが判明したという。
実は同動物園において、ドテッィーとジーだけが同性カップルというわけではない。飼育されている10組のペンギンのカップルのうち、なんと3組がオスの同性カップルだそうだ。
同動物は、世界に2000羽ほどしかいないフンボルトペンギンの絶滅を危惧して、スウェーデンから6羽のメスのペンギンを連れてきた。しかし、繁殖の試みは失敗に終わる。
同動物園の専属獣医によると「繁殖の試みにも関わらず3組のオスの同性カップルが以前に増して強い恋愛関係を持ち始めた」そうだ。
ドッティーとジーは、「家族をつくりたい」という意思を表す巣作りを毎年ともに行っている。幸運にも2羽は、2009年に別の母親に捨てられたペンギンの卵を与えられた。
2羽は、役割を分担して、父親として卵をかえし、子に食べ物を与えたという。
なお科学者によると、地球に存在する450種以上の動物に同性愛の行動が見られるという。
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