世界65カ国10万人を対象にした調査によると、成人のおよそ3人に1人が、「同性婚は認められるべき」と考えていることが明らかとなった。
調査を行った、国際レズビアン・ゲイ協会(ILGA)によると、調査協力者の32%が「同性婚は合法であるべき」、45%が「同性婚は違法であるべき」、23%が「わからない」と答えたという。
同団体によると、調査結果は地域によって大きく左右されたそうだ。
アメリカの調査協力者の35%とヨーロッパの41%、オセアニアの56%が「同性婚に賛成」を示した一方で、アフリカとアジアはそれぞれ19%と26%と低い賛同率だった。
この結果を踏まえ、調査責任者のキャロル氏はこう答えた。
「アフリカやアジアの地域では、同性婚の合法化よりも、同性愛者に対する差別の根絶を働きかけていることが多い。調査結果は地域の状況を反映しています」
「アフリカやアジアの地域において同性婚の合法化はまだ先でしょう」
※実際日本では、同性婚の推進よりも「LGBT差別禁止法」等のLGBT支援制度をつくる動きが活発化している。
現在、シビル・ユニオン等のパートナーシップ制度を含む「同性婚」は、ヨーロッパやアメリカを中心とする世界20カ国以上で認められている。
ちなみに、アジアで同性婚を認めている国は無い。