毎年12月1日は「世界エイズデー」だ。
今年は、世界エイズデーの前後に20以上のオンラインイベントが開催される!
ゲイたちが気になるPrEP、セーファーセックスの最新知識、そして老後問題まで。
その中から、GENXY編集部が気になったイベントをいくつか紹介していくよ。
ゲイたちの間でジワジワ人気を集めるPrEP(プレップ)。
新しいHIV予防法なだけに気になっている人も多いが、「ぶっちゃけ本当に安全かわからない…」「やりたいけど情報が少ない…」など、悩みを持つ人も多いはず。
今回のエイズウィークでは、PrEPに関するオンラインセミナーが4つも開催されるそうだ!
たとえば、PrEPをしようか迷っている人に、医師が徹底的に解説する『PrEPオンライン学習会』は超有益なこと間違いなし。
もし、「PrEPしている人の意見が知りたい!」のであれば、実際にPrEPを飲んで活動しているゲイAV男優と、医師らが一緒にPrEPを語りあうオンラインイベントも必見だ。
これだけ充実したPrEPセミナーはエイズウィークならでは。
ぜひ気になる人は参加してみて!
HIV/エイズが世界的に大流行したのは約30年前。その当時を知るには、映画の力を借りてみよう!
期間中、HIV/エイズをテーマにした映像配信イベントが開催される。
たとえば、HIV/エイズの大流行に翻弄される若者たちを描き、イギリスで社会現象を巻き起こした話題作『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』が、オンラインで無料上映!
また、韓国・ソウルのゲイ合唱団を描いた映画『ウィークエンズ /Weekends』は、オンライン上映会+上映後のアフタートークを開催。
映画の話から、HIV/AIDSをめぐる韓国の状況、コロナ禍での韓国の社会とセクシャルマイノリティ、インターセクショナリティ、セクシュアルヘルスなどについてトークするそうだ。
ゲイなら誰もが気になる「老後」問題。
長年、当事者に寄りそい活動をしてきた「特定非営利活動法人 パープル・ハンズ」が主催し、老後について語り合うオンライントークイベントが2夜にわたり開催。
第一回目は、あの名作映画「メゾン・ド・ヒミコ」症候群を乗り越えて。
夢の「ゲイ専用老人ホーム」は、果たして根本的な解決になるのか。平凡でも着実な老後はどうすれば叶うのか?を徹底討論する。
第二回目は、HIV陽性者の方をゲストに迎え、治療の発達で長期延命が可能になったいま、セクマイの老後に必要な支援について語り合う。
知っているようで意外と知らないHIV/エイズの歴史。
HIV/エイズの歴史は、そのままゲイコミュニティの歴史といっても過言ではない。
そこで、ゲイのジャーナリスト・北丸雄二さんが、歴史を深堀りして解説するオンラインイベントが開催。
長年NYを拠点に、海外ゲイコミュニティ事情に精通する北丸さんが教える、贅沢な歴史解説。
聞き手は、HIV陽性者の奥井裕斗さんだ。
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通常はリアルイベントが多いが、今回はほとんどがオンライン開催なので、参加しやすいのがいい。
ぜひこの機会に、HIV/エイズ、セーファーセックスについて楽しく学ぼう!
その他のイベント情報は「東京エイズウィーク2021」の公式サイトをチェックしてみて。