Netflixドラマ「センス8」で知られる米俳優ブライアン・J・スミス(Brian J. Smith)が、ゲイであることをカミングアウトした。
Netflixオリジナルドラマ「センス8」は、メインキャラクターの中にレズビアン、トランスジェンダー、ゲイが多数登場する傑作LGBTドラマとして知られている。
メインキャラクターの警官、ウィル役として出演したブライアン・J・スミスは、これまで自身のセクシュアリティについて語ることはなかった。
そんな中、英ゲイ雑誌attitudeの今月号の表紙に登場し、ゲイであることをカミングアウトしたのだ!
アメリカの中でも保守的な地域・テキサス州出身のスミスは、「テキサスでクィアとして育つことはとても苦労した」と自身の青春時代を振り返る。
「学校で僕はイケてるわけでも、オタクでもどちらでも無かったけれど、どこにも居場所がなかった」
オカマ(faggot)やヤリマン(pussy)など、ゲイを侮蔑する言葉が飛び交う学生時代の経験から、彼は長らく自身のセクシュアリティや気持ちに蓋をしてきた。
「常に自分自身のことをチェックしながら過ごしていました。僕が他人をジッと見ていないか、また他人を不快な気持ちにさせていないかなど」
俳優になった彼は、役を演じることによって孤独感が減り、また家族からのサポートがあったことで、カミングアウトを決意したという。
「家族からのサポートは素晴らしかったです。家族は僕から何かを話すことを(感じて)待っていたようです。とても大きな信用を与えてくれました」
彼の出世作である「センス8」は、LGBTテーマが絡み、セックス描写も豊富なことで話題になったドラマだ。
同作への出演が、彼のカミングアウトに大きな影響を与えたのかもしれない。