英ロンドンにて、フェティッシュ系ゲイアプリ『Recon(リコン)』が、電話ボックスに広告出稿し話題を呼んでいる。
16年前にスタートした『Recon(リコン)』は、レザー&ラバー好きなフェティッシュなゲイの為の出会い系サイト&ゲイアプリ。
ロンドン中心街の電話ボックスに張り出されたポスターは、レザー&ラバーに身を包んだゲイ男性が映されており、「JOIN US Recon(リコンに参加しようぜ)」といった広告コピー。
同アプリのマーケティングマネージャー、サンディ・ピアニム氏は、「我々は、世界中のフェティッシュなゲイ達を魅了してきました。」「フェティッシュは、ゲイのライフスタイルの正常な一部です。なので、屋外広告を展開することを決めました。」と語っている。
ゲイアプリの広告といえば、昨年9月にゲイアプリ『Squirt(スクワート)』が、カナダ・トロントにて、地下鉄&バス停に広告出稿し物議を醸していた。
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結局、『Squirt(スクワート)』は交通委員会により「不適切」であるとして撤去されたが、アプリ側はアダルトではなくゲイのライフスタイルを打ち出した広告として訴えを起こしていた。
今回のReconの広告は、Squirtに比べ過激な表現を控えており、現段階で撤去などはされていない。
ゲイアプリが、大衆向けに屋外広告を出すことは画期的だが、LGBTマーケティング会社「Out Now Consulting」のイアン・ジョンソン氏は、これらに警鐘を鳴らしている。
「目標ユーザーを獲得したいアプリ側としての広告表現は分かるが、屋外広告によりカミングアウトをしていないクローゼットなゲイ達が、ゲイではないユーザーにも認知されてしまう可能性があります。会員規制など何かしら対策を取るべきでしょうね。」と語っている。
COMP: Get your pic taken with a Recon phone box in London to win free membership! Details>> https://t.co/OQef5uCDJG pic.twitter.com/3m3CMrlwIG
— Recon.com (@ReconNews) 2016, 1月 18
あなたは街中にゲイアプリの広告があったら、どう思うだろうか?
もしかしたら、日本でもゲイアプリ広告を見る日がくるかもしれない。