12月18日、スイスの上院にて、同性婚の法案が可決。無事に同性婚が合法化された。
スイスでは6月に下院を通過。今月に上院で無事可決されたが、超保守派でキリスト教系政党「スイス連邦民主同盟」はすでに法案に反対を示しており、国民投票を進める方向だ。
スイスは直接民主制があるため、反対派が100日間で5万件の署名を集めた場合、国民投票を通じて異議を申し立てることができる。
しかしながら、今年の世論調査ではスイス有権者の82%が「同性婚を支持する」と回答しているため、国民投票が開かれたとしても、ひっくり返ることは少ないと思われる。
スイスでは7年にもわたって、同性婚の導入による議論とキャンペーンが行われてきた。
今回の可決に対して、全米結婚委員会の会長であるサロメ・ツィンマーマン氏は次のようにのべた。
「今日は、LGBTコミュニティとその友人にとって歴史的な日です。これはスイスの多くの人々にとってすでに当然のことですが、今日の勝利は私たちの国とそれによって直接的または間接的に影響を受けるすべての人にとって信じられないほどの前進です」
今回のスイスの決定により、同性婚を認めた国は世界で29番目となる。