12月23日、ギリシャ議会は同性カップルに男女間の結婚に準ずる法的保障を与える「シビル・パートナーシップ法案」を賛成多数で可決した。
議会の投票結果は、300議席中賛成193と圧倒的多数での可決に。
ギリシャでは、これまで男女のカップルのみパートナーシップ権利を認めてきたが、2013年に欧州人権裁判所から同性カップルが保障されないのは差別だと判断されたことを受け、法整備を進めてきた。
今回の法案により、同性カップルにも結婚と同等の権利が与えられたが、養子縁組を認めるかの議論は見送りとなった。
ギリシャのツィプラス首相は「国家にとって恥ずべき状況が終わりを告げた。今回の決定はLGBTだけでなく、ギリシャ全体の法的平等にとって偉大な瞬間だ。」と語っている。