男とデートをすることに決めたストレート男性が、ネット掲示板にアドバイスを求める投稿をし、話題を呼んでいる。以下に男性の投稿を紹介する。
以下、Redditより。
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「俺は元々ストレートで女性としかセックスをしたことがなかった。観るポルノといえば、レズビアンかストレートのやつだけだった。正直に言えば、他の男性とセックスを頭の中で数回想像したことはあったけど、真剣に考えたことは一度もなかった。
5年間付き合っていた彼女がいたけど、昨年の夏に別れたんだ。今は、特に新しい恋愛を探しているわけではなくて、大人になって初めて独り身としての人生を楽しんでいるよ。別れてから何人かの女性とセックスをしたり、多くの女性とカジュアルにデートをしてる。
相談内容なんだけど、今日仕事の後、地下鉄のホームのベンチに座って帰りの電車を待っていると隣に男が座ってきたんだ。電車が遅れててさ、隣の男が「地下鉄はケータイの電波が入らないから、電車が遅れるのを待つのは嫌いなんだ」って話しかけてきたんだ。俺は彼に「ホームに降りる前に面白いニュースの記事を事前にダウンロードしておくと役立つよ」と教えてあげた。
そのまま「地下鉄に乗ってどこにいくのか」なんて話していると、電車が来て俺たちは電車に乗った。俺が席に着くと彼は隣に座っていいか聞いてきたので、「もちろんだよ」と答えたよ。彼は女性っぽい印象の人だったから、もしかしたら俺に興味あるのかもとは思ったけど、特別イチャイチャしようとしている感じでもなかったし、人と話すのが好きな俺は、特に彼を「俺はストレートなんで」とか言って突っぱねようとも思わなかった。
俺は彼にこれから行くというダンスの練習について聞いたり、彼は俺に仕事について聞いてきた。すごく話しやすい相手だったし、話してて楽しかったよ。ここでようやくお互いの名前を教えあった。それから握手をして、彼は今までにされたことがないほどセクシーなアイコンタクトを送ってきたんだ。
その瞬間、体に電撃が走るのを感じたよ。そして、俺は俺のことを好きであろうすごくカッコいい男性と自分が話していることに気づいて、緊張した。
頭の中では「何やってんだ俺。相手は男だし、俺はストレートじゃん」って思ったけど、もう緊張で手に握ってたペットボトルのラベルを剥がしたりなんかしてて、緊張してるのがバレバレだった。案の定、彼に「緊張してるの?」と聞かれて「たぶん」と答えると、彼は「かわいいね。今週の金曜日遊ばない?」と聞いてきた。自分でも驚いたけど、俺はまるで綺麗な女性が聞いきたかのように彼を見上げて、「そうしようか」と答えた。
それから電話番号を交換して、俺の最寄り駅まで会話を楽しんだ。俺が電車を降りる時に「金曜日楽しみにしてるよ。連絡してね」と言われた。
俺はすぐに彼に連絡したよ。それで、彼に俺の家で映画を観ようとメッセージで提案すると、彼は「ホラー映画が観たい」と言った。それって、きっと彼はすぐに怖がるだろうから、俺が彼のために強くならないといけないってことだろ。そう考えただけで、ドキドキした。彼とメッセージでやりとりする度にワクワクしてる。
実際、彼女と別れてから、他の女性としたどのデートよりも、彼とのデートにワクワクしてる。金曜日に俺が彼と寝るかはわからないし、そもそもゲイセックスの仕方も正直わからないけど、会えるだけでワクワクしてるんだ。
この出来事が俺にとって、そして俺のセクシャリティにとって、どのような意味をもたらすかは分からない。緊張と同時に、新しい可能性に興奮もしてるんだ。男性との恋愛についてしばらく考えていて、男性とデートしたり恋愛関係になるのも悪くはないと思っている。ただ、自分にそんな可能性があることを知らなかったんだ。俺にとって、男はいつも友達以外の何者でもなかったし。だからすごくワクワクしてるけど、混乱もしてる。なんで今まで同性愛的な考えを持ったことがなかったんだろう?みんなもこうやって自分のセクシャリティについて学んでいるの?俺と似たような経験を持っている人いる?」
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彼の投稿に対し、以下のような意見が寄せられている。
「自分のセクシャリティや自分のそれを呼ぶかは、結局関係ない。好きな人と一緒に時間を過ごすことが、誰かとデートをする上で最も大切なことだ」
「デート相手に自分が今まで他の男性とデートをしたことがないこと、時間がかかるかもしれないこと、今まで気づかなかった自分の面に気づかせてくれたことへの感謝を正直に伝えてもいいはずだ。それと、ゲイセックスについての話になるとアナルセックスにフォーカスしがちだけど、男性とのセックスも色々な方法があるよ」
「LGBTのコミュニティにもう少し入ってみてもいいかもしれない。そのコミュニティと関わりたいかもしれないし、関わりたくないかもしれない。関わるかどうかは、自分は決めれればいい。きっとストレートのコミュニティでは気づくことのない、映画やパーティ、スラングやセレブリティ、芸術や歴史や科学があるはずだ。ゲイやバイやLGBTであるということは、単に二人が恋に落ちるということだけではないんだよ」
あなたにも彼と同じような経験があるだろうか?