ゲイのバイブル的TVドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』。
そんなSATCのミランダ役、シンシア・ニクソンが、ドラマに登場するセックスやその他のエピソードは全て実話であることを明らかにした。
ニクソンはIMDbのインタビューにて、「ドラマの脚本家たちは執筆ルールを決めていたの。それは、自分自身や身の回りで本当に起こったことしか書かないってこと。つまり、可笑しなセックス話や奇妙なエピソードは、全部本当に起こったことなのよね」と語った。
SATCといえば、NYのキャリアウーマン4人のグラマラスで過激なエピソードが満載だ。ドラマ終了から10年以上経っても色褪せないのは、実話ベースで共感を呼ぶストーリーだからかもしれない。
また先日、SATC製作総指揮者の一人ダレン・スター氏が、番組の結末について未だに不満を持っていると暴露した。
スター氏は、「SATCは、その本当のテーマをみごとに裏切ったよ。そのテーマとは、”女性は究極的に、結婚からは幸せを見いださない”ということだ」と語っている。
同氏が指摘するように、独身生活を謳歌するキャリアウーマン4人が、映画版のキャリーの結婚に代表されるように、結婚で幸せを掴み取るハッピーエンドストーリーに変化している。
さらにスター氏は、「番組は当初、ありふれたラブコメ路線から外れていたし、そこが世の女性たちを夢中にさせた。しかし、最後はごく普通のラブコメになってしまったよ」と話す。
元々、過激でエッヂが効いていたシティードラマが、世界的ヒットを受け大衆向けのラブコメ路線になるのは致しかね無いのかもしれない。
そんなSATCは、かねてより噂されていた映画続編『セックス・アンド・ザ・シティ3』が近々製作開始するのではといわれている。
そうなると、ミランダ、キャリー、シャーロットは共に50歳、サマンサは60歳で出演ということになる。
世界中のファンを虜にする彼女達の復活に期待が高まっている。