保守派の欧州議会議員、サーヤー・ヨージェフ氏(59)が、他国でゲイの乱交パーティーに参加。
ロックダウン中の違反で警察に拘束されていたとして、海外メディアで話題になっている。
ヨージェフ氏は、ハンガリーのビクトル首相の盟友であり、保守派与党「フィデス党」のトップメンバー。同国の憲法起草にも関わったハンガリーを代表する議員だ。
「フィデス党」は長年LGBT権利に反対の立場を取っており、ヨージェフ氏自身も同性婚反対をとなえてきた人物。
そんなアンチLGBTの議員は、先週金曜、ハンガリーから遠く離れたベルギーのブリュッセルにてゲイの乱交パーティーに参加。
現在ベルギーではロックダウンが行われており、室内で4人以上が集まることを法律で禁止している。違反すると250ユーロ(約3万円)の罰金に科せられる。
現地メディアによれば、周囲の通報があり警察が室内に立ち入ると、裸の男性たち20人による乱交パーティーが開催されていた。
現場にいたヨージェフ氏は逃走するも、最後は下水道の中で捕まったという。
そのさい、合成麻薬「エクスタシー」を所持していたそうだ。
ヨージェフ氏は今回の件で、議員の職を辞任すると発表。
氏は、ロックダウン規則に違反したことを自らの家族に謝罪したが、乱交パーティーについては一切言及せず、さらに所持していた錠剤がエクスタシーだとは知らなかったとも主張している。