ゲイアートの先駆者として知られる「長谷川サダオ」の展覧会が、半年間2期にわけて開催される。
展覧会にあわせて画集も刊行。
長谷川サダオは、70年代後半〜80年代に活躍。
ゲイのセクシュアルな絵を描き、日本をはじめ世界中のゲイ雑誌の表紙を飾った。99年に死去。
幻想的な世界観と圧倒的な色彩美で世界中に多くのファンを抱えており、近年人気が再燃している。
今回は、半年間2期にわけた長期開催で、最初の展覧会「冬」は23年11月9日〜24年2月3日まで。
主に初期の作品を中心に展示される。
次の展覧会「春」は、24年2月22日〜5月18日まで開催。
鉛筆を多用した作品が中心で、両展覧会とも途中展示替えを予定している。
展示に合わせて、画集「SADAO.HASEGAWA 1945-1999」(176ページ/税込13,200円)も刊行される。
サイケデリックに誘発されて描いた初期のロマンティックな作品、アフリカなど異国への憧憬を織り交ぜた作品から、雑誌の挿絵としてのエロティックな男性像、漫画。晩年、自身の浄化を試みたかのような崇高な男性像まで網羅されている。
画集は、展覧会の会場、または特設サイトにて購入できる。
また、スペシャルエディションとして作品証明書付きオリジナル作品が挟み込まれたバージョン4種類を若干部発売されるそう。こちらは売り切れ必至なのでぜひ早めにチェックを。