2016年、国内外の多くの企業がLGBTをテーマにしたCMを発表してきた。
そこで、今年発表されたCM&広告キャンペーンの中から、ジェンクシー編集部が選ぶ『LGBTをテーマにした秀逸CMベスト10』を紹介したい。
① アップル
アップルが今年9月に発売した「iPhone7」にて、ゲイカップルを含めたCMを公開した。
一瞬だけのシーンだが、地下鉄で仲睦まじいゲイカップルが登場する。
アップルといえば、オープンリーゲイのCEOティム・クックを筆頭に、プライドパレードへの参加、LGBTフレンドリーを掲げたCMを多く発表している。
② 日産(イスラエル)
国産自動車メーカー「日産」のイスラエル版にて、同性カップルをフィーチャーしたCMを公開。
同CMに登場する女の子はこう話す。
「家族とは何か、なんて誰が言えるの?パパ or ママが二人いてもいいよね?」
「一緒に住んでいて、お互いに愛し合っていればもう家族だよ。それ以外のことは大事じゃない、あなたがあなたの家族の中心にいればね」
現代の多様な家族を表現した素晴らしいCMだ。
③ ドコモ
携帯キャリア「ドコモ」のCMにて、レズビアンカップルが登場し話題になっている。
「ダイバーシティ(多様性)」をテーマにした同CMは、日本に住む様々な人々をデータで紹介。
その中に「13人に1人はセクシャル・マイノリティ」のテキストと共に、著名レズビアンカップルの東小雪&増原裕子氏が登場している。
④ スマート・コミュニケーションズ
フィリピンの携帯キャリア「スマート・コミュニケーションズ」が、カミングアウトをテーマにしたCMを公開。
内容は、ゲイの主人公が、堅物な父親にカミングアウトするというもの。
フィリピンは国民の約83%がクリスチャンというキリスト教国ながら、保守派の反発を厭わず公開された同CMに対し、世界中から多くの称賛が集まった。
⑤ マクドナルド
台湾マクドナルドが「ゲイのカミングアウト」をテーマにしたCMを公開。
若いゲイ男性が、父親にカミングアウトするという内容だ。CMに登場した少年は、コーヒーカップに「僕は男の子が好きなんだ」と書き父親にカミングアウトをする。
しかし、父は戸惑いのあまり席を去ってしまう。
その後、席に戻ってきた父は、神妙な面持ちで息子が書いたカップを手に取り「お前の気持ちを受け入れるよ」と書いて渡したのだ。
涙に潤む少年と父親の感動的なCMは以下をチェック。
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