ラグビーフランス代表選手が、ラグビー界にはびこる同性愛嫌悪について「もうをやめよう!」と呼び掛け、話題になっている。
呼びかけたのは、ラグビーフランス代表でキャプテンを務めたアントワーヌ・デュポン氏。
彼自身はストレートだが、ラグビー界にはびこる同性愛嫌悪に辟易している1人だ。
彼はフランスのゲイ雑誌『Tetu』のインタビューに出演し、「ピッチ上にゲイが一人だけなんて信じられない」と語りはじめる。
「ラグビー界はマッチョ文化とみられるかもしれないが、僕らはオープンマインドで、現在ではお互いの性的指向を受け入れることができると思う。コミュニケーションを取り、全員が確実に安心できるようにする必要がある」
「もしチームの中にゲイがいて、軽いジョークだとしてもそれを彼らが聞いたとすれば、カミングアウトしたり話をしたりする手助けにはならないだろう」
世界的にもラグビー、野球、ホッケー、サッカーのプロスポーツ界では、同性愛嫌悪のムードがただよっており、過去にも声をあげた選手がいるものの改善されてこなかった。
フランス代表でキャプテンという立場のデュポン氏の発言は、フランスだけでなく、世界のラグビー界にも大きな影響を与えそうだ。