オープンリーゲイの世界的アーティスト、キース・ヘリングの生誕60周年を記念した展覧会『Drawing Social Impact キース・ヘリング:社会に生き続けるアート』が、2月9日(金)~11月11日(日)の期間で開催される。
場所は世界で唯一のキース・ヘリング作品のみを集めた美術館「中村キース・ヘリング美術館」(山梨県小淵沢)にて開催。
1978年、アメリカのペンシルバニア州で誕生したキース・ヘリング。
ニューヨークに渡り、当時のカウンターカルチャーに多大な影響を受け、ストリート発のアート作品を次々世に送り出した。
ニューヨークの地下鉄のサブウェイドローイングでは、チョークを使いウィットに富んだメッセージを表現。その後はポスターアートにて、反アパルトヘイト、エイズ、LGBTなど社会的なテーマにも果敢に取り組み、1990年に31歳の若さで亡くなるまで時代を駆け抜けた。
今回の展覧会では、新しく所蔵作品として加わる《オルターピース:キリストの生涯》が初公開される。
同作品は、死去する数週間前に完成した最後の作品だ。
死を目前にしたヘリングの平和への願いと希望、そして生命の力が刻まれた最後の作品。ぜひこの機会に美術館を訪れてみてはどうだろうか。