SNS・ミニブログの「Tumblr(タンブラー)」がアダルトコンテンツを全面禁止したことにより、アクセス数がわずか2カ月で1億5000万も減少したことがわかった。
ネット分析会社のSimilarWebによれば、2018年12月でのTumblrの月間アクセス数は約5億2100万だったのに対し、2019年2月で約3億7000万と、たった2カ月で1億5000万(30%ダウン)も激減したとのこと。
2007年にサービスを開始したTumblrは、当初個人のブログ、クリエイター向けに使われていたが、いつしかアダルトコンテンツが全体のほとんどを占めるようになり無法地帯に。
ゲイコミュニティ内でも「エロいSNS」として高い人気を誇っていたが、昨年のAppleが発表した児童ポルノコンテンツによるApp Storeでの取り扱い停止をきっかけに、Tumblr側は昨年12月17日付けでアダルトコンテンツを全面禁止した。
エロOKなSNSとして多くのエロ系コミュニティが存在していたTumblrだけに、今回の大幅なアクセス減少は当然の結果だといえる。
Tumblrのように、元々はクリエイター向けのSNSだったものがアダルトユーザーが増えて切り替わったケースは多々ある。最近だと「VERO」がゲイコミュニティを席巻している。
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最近はGoogleやAppleといったアプリのプラットフォーム側が「エロ排除」の方向を進めており、アダルトコンテンツに対する風当たりが世界的に厳しくなってきている。