タイタニックなどの有名映画のキャラクターを、LGBTに置き換えたポスターが話題になっている。
オーストラリア版BuzzFeedが制作したポスターでは、「タイタニック」「グリース」「ロミオとジュリエット」など、有名映画のキャラクターをLGBTに置き換えて紹介。
オリジナル版と全く見劣りしない、クオリティ高いポスターは以下をチェック!
「タイタニック」
「グリース」
「ロミオとジュリエット」
また、単にキャラクターを置き換えただけでなく、ハリウッドに潜むLGBT問題への痛烈な批判を込めているのだ。
公開されたYouTube動画では、撮影のメイキング映像と共に、LGBTに関する様々な問題をキャプションで紹介している。
例えば、米LGBT団体GLAADによると、2014年のメジャー映画のうち、LGBTキャラクターは17.5%しかいなかったそう。
また、2014年~2015年の映像作品(映画、TV、ケーブルTV、ネット配信映画」に登場したキャラクターの内、LGBTキャラは2%のみ。更に、その約3分の2はゲイまたはバイセクシュアル男性であり、8割以上が白人俳優とのこと。
また、ほとんどの作品でLGBTのTにあたるトランスジェンダーを描いた作品が皆無であることも問題視している。
先日閉幕したアカデミー賞では、俳優ノミネートが全て白人のみであったことや、ゲイ俳優がオスカーを獲得したことがないなど、ハリウッドにおける多様性の欠如への非難が集中していた。
>> イアン・マッケラン「ゲイの俳優がオスカーを獲ったことがない」アカデミー賞の問題点を指摘
ここ最近、日本においてもLGBT映画が増えてきている。
2016年前半だけでも約10作品前後のLGBT関連映画が公開を予定しており、少しづつだが変化の兆しを見せている。