2022/12/14

恋愛することが幸せなの?恋愛至上主義にNOを突きつける映画『そばかす』

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恋愛をしない”アロマンティック・アセクシュアル”な主人公を描く映画『そばかす』が、12月16日より劇場公開される。

 

主演はアカデミー賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』の三浦透子が務め、脚本はゲイテーマの映画『his』でブレイクしたアサダアツシが担当する。

 

この世の中はすべて「恋愛至上主義」

私たちが生きている世界は、つねに恋愛が一番な「恋愛至上主義」だ。

 

映画もドラマも本も、そして現実も、だれもが恋愛をすることが好きで好きで、楽しくて、恋人(結婚相手)をつくることが「幸せな人生」だとされている。

そんな恋愛至上主義にNOを突きつけるのが本作だ。

 

主人公・蘇畑佳純(そばた・かすみ)は、「恋愛をしたくない」と語るアロマンティック・アセクシュアルな主人公。

 

〈アロマンティック・アセクシュアルとは?〉
他者に性的に惹かれないことを「アセクシュアル」。他者に恋愛感情を持たないことを「アロマンティック」。恋愛も性的にもひかれないことを2つくっ付けて「アロマンティック・アセクシュアル」と呼んだりする。

 

物語の主人公・佳純は、チェリストになる夢を諦めて実家にもどってはや数年。

コールセンターで働きながら単調な毎日を過ごしている。

 

母親は、佳純に恋人がいないことを嘆き、勝手にお見合いをセッティング。「恋愛をしたくない」と語る本人に対して、周囲は騒ぎ立てる。

 

 

 

 

 

「自分はおかしいのか?」と悩みながらも、ゲイの同級生、元AV女優など、多様な人々と接するなかで、自分自身と向き合いアイデンティティを見つけていく。

 

 

 

 

企画・脚本を手がけたのは、2020年にヒットしたゲイ映画『his』のアサダアツシ氏だ。

 

「恋愛・セックスをしたくない」と同じ悩みをもつアロマンティック・アセクシュアルの人はもちろんのこと、「周囲と異なる自分はおかしいのかな?」と生きづらさを感じている人はぜひ観てほしい作品だ。

 

映画『そばかす』は12月16日(金)より新宿武蔵野館ほか、全国順次公開。

公式サイト >>

 

 

 

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