ゲイながら女性と結婚しているダグ・マインウォーニング氏が、自身の経験、考えを述べ話題になっている。以下LGBTサイトQueertyから紹介したい。
20年前、ダグ・マインウォーニングは自分がゲイだと気付き、妻の元を去った。
でも今現在は、当時の決断が誤りだったと考えている。「幸運なことに、僕たちの結婚は、修復されて5年になるけどね」
そう。ダグは、妻と別れて15年後に同じ女性と再婚したのだ。
「僕は結婚が、単なる伝統や宗教、社会的な仕組み以上であるということを学んだんだ。一夫一婦制の結婚は人生に求めるべき価値あるものだよ」
ダグは、敬虔なクリスチャンだ。
そしてダグは、結婚は男女のためだけのものであって、同性愛は”人を囚人たらしめる動物的な衝動”だと信じている。
「近頃人々は、異性愛至上主義の考え方は、同性愛者にとって有害だと盛んに訴えているけれど、多くの人がその意見に否定的だろう」
ダグは「人類の在るべき姿の一部で在りたい」という。”不自然”な存在では、いたくないそうだ。
ダグのように「男女の結婚こそが全てだ」と考えるゲイは、少なくない。匿名希望のある男性はこのように話している。
「長い間、俺は同性愛のために、家族や結婚を捨てようと考えていたんだ。でも、そんなこと決して実行には移せなかった。自分から率先して不幸せなことを増やす必要はないんだって気づいたよ」
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ジョセフという別の男性はこのように語る。
「物心ついてから、僕は異性に惹かれたことは一度もなかった。それからしばらくして、僕は「異性に惹かれることのない自分でいたら、人に受け入れてもらえなくなる」と考えるようになったんだ。だから僕は、男になるために、男らしく生きるために海軍に入隊したよ。6年間の軍役を経て、僕は魅力を感じた唯一人の女性と恋に落ちて結婚したんだ。欲望に身を任せて男性を追いかけていたら、今頃全く違う人生になっていただろうね」
ジェフは、このようにいう。
「僕みたいな、女性と結婚しているゲイは、周りにたくさんいると思うよ。でも誰もカミングアウトしないかな。僕が敢えてカミングアウトする理由は、僕のように女性と結婚して悩むゲイの手助けになりたいと思っているからなんだ。子どもはやっぱり生みの親に育てられるべきだからね」
彼らは決して自身の同性に対する性的欲求を否定せず、むしろ全て受け入れているそうだ。ただ、性的欲求が自身を支配しないように、欲求をコントロールしているという。
「好きになる性を選ぶことはできないかもしれないが、誰と人生を築くかを選ぶことはできる。今、たまたま人気があり、文化的に祝福されている同性愛を選ぶよりも、僕たちは男女の結婚を選ぶまでさ。本当の結婚をね」
「僕は、囚人ではなくて世界と調和を保ちながら生きていきたいんだ」とダグは語った。
あなたはダグの考えについてどう思うだろうか?